ＡＳＥＡＮ（東南アジア諸国連合）の関連の首脳会議に出席するため、ラウスを訪問している石破総理大臣は中国の李強首相と会談した。
両首脳は握手を交わし会談に臨んだ。

明日は東アジアサミット。
日本経済新聞編集委員・高橋哲史さんは「中国との関係がどうなっていくかというところに注目している。
日中首相会談で李強首相から石破さんの所信表明を評価するという発言があったのは明らかに中国側から日本に投げられたメッセージだと思う」、明海大学教授・小谷哲男さんは「東アジアサミットということで、米国も来るがバイデン大統領は大統領選から撤退したものの、やはりここには来ずにブリンケン国務長官が来るということで米国がどこまでＡＳＥＡＮ、東アジアサミットを重視しているのかという疑念が出てしまうと思う」、笹川平和財団上席フェロー・小原凡司さんは「石破総理がどのようにロシアと対峙するのかによっては今度は中国との関係もどうなるのかということが変わってくるし、米国の日本に対する見方も変わるかもしれない」とスタジオコメント。

今回のＡＳＥＡＮの一連の会議の大きなテーマは、厳しさを増しているアジアの安全保障環境。
過去に防衛大臣を務め、安全保障分野に強い石破総理大臣が初めてとなる首脳外交の舞台でどう存在感を示すかが注目されている。