不動産会社と実質的な経営者が不動産売買で損失が出たと偽り、法人税およそ８５００万円を脱税したとして東京国税局に刑事告発された。
関係者によると、この会社は地域密着型を売りにして山梨県内の住宅や土地を売買していたが実際には売っていない不動産の売却で損失が出たと偽り、おととし９月までの３年間で所得をおよそ３億３２００万円少なく見せかけ、法人税法違反を脱税した疑いが持たれている。

甲府市の不動産会社「リオ．不動産コンサル」の６５歳の実質的な経営者が、不動産取引で損失が出たと偽って３億３０００万円余りの所得を隠し、およそ８５００万円を脱税したとして東京国税局から告発された。

甲府市相生にある不動産会社・リオ．不動産コンサルとこの会社の実質的な経営者で別の会社の役員が東京国税局から告発された。
関係者によるとこの会社は山梨県内で農地を仕入れて宅地にしたうえで建て売り住宅を建設して販売し利益を上げていたが、東京国税局は会社と実質的経営者が不動産取引で損失が出たと偽り、おととし９月までの３年間に３億３０００万円余りの所得を隠しおよそ８５００万円を脱税したとして法人税法違反などの疑いで甲府地方検察庁に告発した。