今回の英国政府の狙いは、コンサートやディスコパーティのような集団の場でのコビッド19感染リスクを評価することにあった。

そのため、２回のディスコパーティでは、大規模なスポーツイベントや文化イベントを再開する上での集団感染予防を行う上でのポイントとなる、10種類以上の項目につきパイロット実証テストが行われた。...

今回の英国政府の狙いは、コンサートやディスコパーティのような集団の場でのコビッド19感染リスクを評価することにあった。

そのため、２回のディスコパーティでは、大規模なスポーツイベントや文化イベントを再開する上での集団感染予防を行う上でのポイントとなる、10種類以上の項目につきパイロット実証テストが行われた。

なお、2回のディスコパーティ以外のコビッド19集団感染テストとして、5月11日に英国ポップ音楽の「ブリット」賞の授賞式が4000人の聴衆を迎えて予定されており、5月15日にはウエンブレー・スタジアムで観衆を入れて英国フットボールカップが行われる。

ところで、英国ではこれまでにコビッド19感染症での死者が12.7万人出ており、ヨーロッパで最も感染症での犠牲者を出したが、去年12月からの積極的なワクチン接種キャンペーンにより感染流行状況は現在大巾に改善しており、1日の新規感染者が3000人以下となっており、1日での死者の数が20人に留まっているという。　金曜日、土曜日のディスコパーティでのコビッド19感染結果によるが、特に問題なければ、6月21日に英国ではデイスコクラブが再開されることになっている。

なお、コビッド19ワクチンの接種がなかなか進まず、感染者数がなお増え続けている日本としては羨ましい限りである。