新型コロナウイルスのパンデミックで厳しい時期を通っている航空業界。そんな中、マレーシアの格安航空会社エアアジアが事業の多角化に乗り出している。トニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は6日、空飛ぶタクシーとドローンによる配達サービスを開始する計画があることを発表した。
『ロイター通信』によると、フェルナンデスCEOは「青年経済フォーラム2021」で6日、エアタクシーやドローン配達サービスに取り組んでいることを明らかにした。エアタクシーは、パイロット一人が操縦する4人乗りの乗り物を計画している。約18 ヵ月後をめどにサービスをスタートする。
また、国営企業のマレーシア・グローバル・イノベーション・アンド・クリエイティビティ・センター(MaGIC)と共同で都市型ドローン配送サービスをテスト中のエアアジア子会社のテレポートが、今年末までに初の商業配送を実施することも明らかになった。...
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『ロイター通信』によると、フェルナンデスCEOは「青年経済フォーラム2021」で6日、エアタクシーやドローン配達サービスに取り組んでいることを明らかにした。エアタクシーは、パイロット一人が操縦する4人乗りの乗り物を計画している。約18 ヵ月後をめどにサービスをスタートする。
また、国営企業のマレーシア・グローバル・イノベーション・アンド・クリエイティビティ・センター(MaGIC)と共同で都市型ドローン配送サービスをテスト中のエアアジア子会社のテレポートが、今年末までに初の商業配送を実施することも明らかになった。
フェルナンデスCEOは、同グループはパンデミックの影響から回復しており、この機会を利用してデジタル変革を加速させたと述べている。
『MSNニュース』は、新型コロナウイルスのパンデミックが航空ビジネスに悪影響を及ぼすことが判明したため、エアアジアはデジタル領域に進出し、旅行やショッピング、物流、金融サービスなどの諸々のサービスを提供する「スーパーアプリ」を立ち上げ、収益源の多様化を図っていると報じている。
インドニュースサイト『インディア・ドットコム』によると、フェルナンデスCEOは、エアアジアが新たな分野におけるサービス拡大の機会を模索している一方で、予防接種プログラムの展開で航空旅行はまもなく回復するだろうと楽観的に見ていると述べた。
エアアジアグループは現在、アジア太平洋地域を中心とした22ヵ国を結ぶ格安航空券を提供している。
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