なお、国際保健機関(WHO)が推進しているワクチン均等分配システム、コバックスがうまく機能していない中、最初のワクチン供給が水曜日になってようやくガーナに供給された。
ポルトガルはコビッド19感染に散々苦しめられてきたが、最近になってかつてのアフリカの統治国に対してワクチンの提供による感染救済活動を開始する。
すなわちポルトガル政府としては、ポルトガル語圏(Palop)のアフリカ諸国とインドネシアの東に位置する島国の東チモール共和国に少なくとも100万人接種容量のワクチンを2021年下半期から供給する予定である。...
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なお、国際保健機関(WHO)が推進しているワクチン均等分配システム、コバックスがうまく機能していない中、最初のワクチン供給が水曜日になってようやくガーナに供給された。
ポルトガルはコビッド19感染に散々苦しめられてきたが、最近になってかつてのアフリカの統治国に対してワクチンの提供による感染救済活動を開始する。
すなわちポルトガル政府としては、ポルトガル語圏(Palop)のアフリカ諸国とインドネシアの東に位置する島国の東チモール共和国に少なくとも100万人接種容量のワクチンを2021年下半期から供給する予定である。
ポルトガルとしては、これまでコバックスによるワクチンの配給を心待ちにしているPalopに属するアフリカ諸国の不安をいくらかでも解消したいと考えている。なお、ポルトガル旧統治国のPalop諸国としては、アンゴラ、モザンビーク、カーポベルデ共和国、ギニアビサウ共和国、赤道ギニア共和国、サオトメ・プリンシペ共和国および東南アジアの東チモール共和国があげられる。
ポルトガルのシルバ内務大臣は記者会見の席上、すでに2000万回接種分のワクチンを購入済みでその5%に相当する100万回分をアフリカ諸国などに提供すると発表した。さらにEU諸国ワクチン供給システムで、ポルトガルには2021年度で3500万回接種分が割り付けられており、最終的には175万回接種分がPalop諸国に供与されることになると追加説明した。
フランスのマクロン大統領の呼びかけに従って、ポルトガルと同様、他のEU諸国も開発途上国へのコビッド19ワクチン提供の動きがある。
ちなみに先週、EUはWHOのコバックス・システムに当初の2倍にあたる5億ユーロを供出することを決定している。
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