中国東部、山東省棲霞市の鉱山で今月10日に爆発が起き、地下600メートル以上の場所に22人が閉じ込められたままとなっている。地元当局は少なくとも12人の生存が確認されたとして救助活動を急いでいる。
『BFMTV』によると、中国の鉱山で爆発が起きてから1週間経った今も生存者がいることが確認された。坑内に閉じ込められたままの生存者たちが18日、地上で救出作業を進めている救助隊に向けて助けを求める手書きのメモを届けたのである。
爆風により、坑内の作業場所にアクセスするためのはしごと通信ケーブルが深刻な損傷を被った。しかし、救助隊が作業場所までの穴を掘ったところ、先週末には下から叩く音が聞こえ、生存者がいることが確認された。...
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『BFMTV』によると、中国の鉱山で爆発が起きてから1週間経った今も生存者がいることが確認された。坑内に閉じ込められたままの生存者たちが18日、地上で救出作業を進めている救助隊に向けて助けを求める手書きのメモを届けたのである。
爆風により、坑内の作業場所にアクセスするためのはしごと通信ケーブルが深刻な損傷を被った。しかし、救助隊が作業場所までの穴を掘ったところ、先週末には下から叩く音が聞こえ、生存者がいることが確認された。
その後救助隊がワイヤーを使って、鉱夫たちに薬やポケットランプ、食べ物、メモ帳などを送ったところ、生存者からの手書きのメッセージが地表に戻ってきた。
『RFI』によると、救助隊はメモが入れられたペットボトルを受け取ったという。手書きされたメモには、「中央セクション5番に5人、中央セクション6番に1人いる。4人が負傷、残りの10人の状況は不明」と書かれていた。さらには、「我々は皆疲れ果てており、鎮痛剤、包帯、抗炎症剤を至急必要としている。また、我々のうち3人は高血圧なので、降圧剤も至急必要だ。私の車の中に2種類の降圧剤があるので、それらを送ってほしい。爆発と洪水のために閉じ込められており、煙が充満している。捜索を止めないでほしい、あなたたがは私たちの希望だ。ありがとう。」とつづられていた。
新華社通信によると、18日月曜日の午前5時過ぎに、坑内に閉じ込められている鉱夫たちまで達するための新たな掘削が行われ始めた。地元当局は、12人の鉱夫が生きていると思われ、残りの10人は状況が不明であるという。
世界最大の金の生産国である中国には、2016年に3,000を超える金鉱があった。しかし、中国では作業現場での安全管理が不十分であることが多く、事故が多発しているという。昨年12月にも、中国南西部の重慶の炭鉱で23人の坑夫が命を落としたばかりである。
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