その中で、英国は、コビッド－19ウイルスに感染した人体を使って、ワクチンの効果を調べる挑戦的な手法を準備中であるという。　すなわち、健康なボランティアに、まずワクチン接種を行い、その後、ウイルスを接種し、ワクチンの効果を調べようとするものである。...

その中で、英国は、コビッド－19ウイルスに感染した人体を使って、ワクチンの効果を調べる挑戦的な手法を準備中であるという。　すなわち、健康なボランティアに、まずワクチン接種を行い、その後、ウイルスを接種し、ワクチンの効果を調べようとするものである。

この手法は、過去数十年間は使用されていない。その理由をフランス、グルノーブル大学病院の感染症学者、ジャン・ポール・スタール教授は、次にように説明した。

この手法は、科学的な方法とは言えず、危険過ぎるため、70年前から使用されていない。つまり、コビッド－19感染したボランティアに、ワクチンが必ず効力を発揮するとは保証されていないことによる。最悪ケースとして、ワクチンのテストに参加したボランティアが死亡するというケースもあるという。

同教授は、　最後に英国の倫理委員会がこのようなテストを容認したことは驚きであると語った。

なお、英国でのボランティアの協力によるコビッド－19感染症ワクチンの効用テストは来年、2021年１月から開始されることになっている。

しかし、倫理上、問題の多い英国のワクチンテスト方法に対し、各方面から既に反対の声が挙がっている。