ケブザラ剤の薬効を試す臨床試験には、世界中で420人のコビッド19感染患者が参加し、臨床試験した国は、多岐にわたり、アルゼンチン、ブラジル、カナダ、チリ、フランス、ドイツ、イスラエル、イタリア、日本、ロシアおよびスペインが含まれている。

なお、2例ではケブザラ剤により、副作用により、通常の病室での看護以上の治療が必要になったという。...

ケブザラ剤の薬効を試す臨床試験には、世界中で420人のコビッド19感染患者が参加し、臨床試験した国は、多岐にわたり、アルゼンチン、ブラジル、カナダ、チリ、フランス、ドイツ、イスラエル、イタリア、日本、ロシアおよびスペインが含まれている。

なお、2例ではケブザラ剤により、副作用により、通常の病室での看護以上の治療が必要になったという。

仏のサノフィは元々、ケブザラ剤を2017年からリウマチ性多発関節炎治療薬として、米国のレジェネロン研究所と共同開発してきたが、今回の結果により、コビッド19感染治療薬としてのケブザラ剤の臨床試験は、これ以上、計画しないと語った。

サノフィーの国際研究開発責任者のジョン・リード博士は、「ケブザラ剤が、コビッド19感染患者に対して希望していた結果を示さなかったが、各国の研究担当者がチームとなって働き、ケブザラ剤の治療薬としての可能性について深い知識を得たことに関しては、誇らしく思う。」と語った。