匿名の米国政府の高官は、政府が、製薬会社を協力してワクチン製造工場の準備や原料の確保を行うために現在、作業中であると付け加えた。
これまで、米国政府は、「光速でのワクチン開発」と銘打った最速開発計画の一環として、コビッド-19感染対策として有効とされる、4つのワクチンの開発研究に資金援助を行ってきた。
この最速ワクチン開発計画では、2021年末までに、3億人分のワクチンを生産することを目指している。...
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匿名の米国政府の高官は、政府が、製薬会社を協力してワクチン製造工場の準備や原料の確保を行うために現在、作業中であると付け加えた。
これまで、米国政府は、「光速でのワクチン開発」と銘打った最速開発計画の一環として、コビッド-19感染対策として有効とされる、4つのワクチンの開発研究に資金援助を行ってきた。
この最速ワクチン開発計画では、2021年末までに、3億人分のワクチンを生産することを目指している。
米国政府は、計画実現のため、これまで少なくとも、数百億ドル(=数兆円)にも及ぶ支援を各製薬会社、ジョンソン&ジョンソン、モデルナ、アストラゼネカ、およびノババックスに対して行っている。
米国政府は、さらに今月に入ってからレジェネロン社と、コビッド-19感染患者用の治療薬の開発、生産に関する援助契約を結んでいる。
政府高官によれば、各ワクチンの臨床試験結果が、数週間のうちに明らかになり、それをもとにして、数十万人用のワクチンの生産が、秋までに可能になると語った。
政府高官は、さらに、コビッド-19感染対策のワクチンや治療薬開発のための追加の支援策も近々、発表されると語った。
コビッド-19感染に翻弄され、13.5万人の死亡者を出している米国で、政府のワクチンや治療薬の物量をかけた開発作戦が成功するか、今後の成り行きを注目したい。
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