韓国では、中国に次いで新型コロナウィルスの感染者が急増している。南部の大邱(Daegu)市の教会でおこなれた宗教ミサでの集団感染も報告されている。参加者で最初に感染が見つかった女性は検査を拒んでいたという。韓国疾病対策センターは、検査を拒む人へ対応として警察の関与も視野に入れ検討しており、文大統領は、感染防止策や経済対策を呼びかけている。
2月20日付
『Yahooニュース』(ロイター通信)は「教会の“スーパー・スプレッダー”によるコロナウィルスへの不安で韓国がゴーストタウンに」との見出しで以下のように報道している。
韓国第4の都市大邱市にある教会では新型コロナウィルスへの集団感染拡大が起きている。人口250万人の大邱市で、人が消えたショッピングモールや映画館の光景は、中国国外でのパンデミックを示す最も顕著な例となった。当初考えられていたより感染力が強いことから同地は緊迫した状態。...
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2月20日付
『Yahooニュース』(ロイター通信)は「教会の“スーパー・スプレッダー”によるコロナウィルスへの不安で韓国がゴーストタウンに」との見出しで以下のように報道している。
韓国第4の都市大邱市にある教会では新型コロナウィルスへの集団感染拡大が起きている。人口250万人の大邱市で、人が消えたショッピングモールや映画館の光景は、中国国外でのパンデミックを示す最も顕著な例となった。当初考えられていたより感染力が強いことから同地は緊迫した状態。同市市長は、信者ら90人に症状が出てから、住民に外出を控えるよう呼びかけた。教会に来ていた61歳の女性から陽性反応が出て、韓国の病管理予防センターは教会が感染拡大を招いたとしている。104人が感染、最初の死者が出たと報じられた。
現在25か国で新型コロナウィルスの感染者がおり、イランでも5人の感染が確認された。クウェート航空はイラン渡航便を中止した。イランの保健当局は、宗教集会の延期を促しているという。
19日付インドネシア『ジャカルタポスト』(ロイター通信)は「韓国の教会ミサが感染拡大の中心とみられる」との見出しで以下のように報道している。
韓国では水曜、大邱市中心部の教会ミサでの集団感染した10人を含む15件の感染が報告された。韓国での総計感染者は46人となった。火曜、31番目の患者となったのは、海外渡航歴のない61歳の女性で、教会のミサに参加していた。女性と病院で接触したと見られる人々に症状は出ていない。このイエス教会、証言の幕屋の寺院(SCJ)(1984年設立)のミサには数百人が参加していたと見られ、患者はホテルや、最終的に病院にも行っている。女性の家族に症状は見られないが、接触したタクシー運転手は自主的に隔離を受けているという。
女性は熱があるにもかかわらず、ウィルス検査を拒んだと言われている。
韓国疾病対策センター(KCDC)は、検査を拒む人へ対応を検討しており、警察の関与も視野に入れているという。文在寅大統領は、感染拡大による緊急事態として、厳格な感染対策と同時に景気刺激策への対応も呼びかけている。
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