米国防省のジョナサン・ホフマン報道官によると、イランのミサイル爆撃のため、脳振とうの症状を訴えた米軍兵士のうち、症状の重いものは目下、治療を受けているという。その主な症状としては、頭痛、めまい、光に過度に敏感になること、発作的な興奮状態や吐き気という。...

米国防省のジョナサン・ホフマン報道官によると、イランのミサイル爆撃のため、脳振とうの症状を訴えた米軍兵士のうち、症状の重いものは目下、治療を受けているという。その主な症状としては、頭痛、めまい、光に過度に敏感になること、発作的な興奮状態や吐き気という。

先週、米国防省は、以前11人の兵士が脳振とう症を訴えていると発表したが、今週金曜日の発表では計17人と6人も増えている。米国防省は、この理由を、脳振とう症が数日後に発症するケースがあるためだと説明している。

トランプ大統領は、今週のダボス世界経済フォラムで、イランの爆撃による米軍兵士の被災について問われた際に、兵士たちは頭痛を訴えていると聞いたが、その程度は、負傷に当たらないと答えた。

これに対して、民主党のD.W.シュルツ 議員やジョー・バイデン大統領候補は、トランプ大統領の当初の負傷者無しとしたことに対し、「嘘つき発言」だとして強く非難している。

トランプ大統領は、イランのソレイマニ将軍殺害や、イラン報復攻撃によるイラク米軍基地の被害の過小評価発言など、ミスが多くなっている。大統領選挙に向けて、自らの評価を気にするあまり、このようなミスが多くなるのではないかと懸念される。