12月31日の火災被害は、9月から継続している火災で、最悪の事態となっており、人道支援と被害状況の把握のため、オーストラリア軍の船舶や飛行機が動員された。
オーストラリアの南東部を襲っている火災は、なおも消火できず、48時間内に4人が死亡しており、現在、行方不明となっている5人の安否が気遣われている。
少なくとも2つの学校と数十戸の住宅が、火災で焼失し、多くの村は、廃塵と化しているという。...
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12月31日の火災被害は、9月から継続している火災で、最悪の事態となっており、人道支援と被害状況の把握のため、オーストラリア軍の船舶や飛行機が動員された。
オーストラリアの南東部を襲っている火災は、なおも消火できず、48時間内に4人が死亡しており、現在、行方不明となっている5人の安否が気遣われている。
少なくとも2つの学校と数十戸の住宅が、火災で焼失し、多くの村は、廃塵と化しているという。
大晦日の夜を多くのバカンス地で過ごした数千人のバカンス客や地元の人たちは、サーファークラブの火災のため、海岸地域で孤立状態になっている。また、多くの地域で、火災による停電や電話やインターネットの不通が生じているという。
そのため、消防隊や軍隊はこれまで、孤立したバカンス地の人たちとの通信やアクセスに困難を極めているという。
なお、マラコータという海岸の観光都市では4000人が孤立状態となったが、消防隊のトラックで無事救出されたという朗報も伝えられている。
オーストラリアでは、森林火災シーズンの9月からこれまで、火災により14人の死亡者を出し、1000戸以上の住宅が焼失している。 約550万ヘクタールの面積部分が火災で焼失したことになり、これはデンマークやオランダの面積に相当する。
オーストラリアのような広大な国土に対しても、地球温暖化の影響が森林火災を通じて厳しく迫っている。
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