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ロシア、ウィキペディアの代替版を3年後にリリース(2019/10/15)
ロシアメディアはロシア大百科事典の出版社が、今後3年間で独自のウィキペディアの展開を目指していると伝えた。
『ザ・モスクワ・タイムズ』によると、ロシアは既に2014年から、ロシア人が自国に関するより「詳細かつ信頼できる」情報にアクセスできるよう、独自のウィキペディアを作成することを計画していたという。過去にロシアは、ある種の大麻薬の調製方法に関する指示を含む記事でウィキペディアのブロックを試みたことがある。
20億ルーブル(約34億円)のこのプロジェクトは、2022年の終わりから開始する予定だという。...
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『ザ・モスクワ・タイムズ』によると、ロシアは既に2014年から、ロシア人が自国に関するより「詳細かつ信頼できる」情報にアクセスできるよう、独自のウィキペディアを作成することを計画していたという。過去にロシアは、ある種の大麻薬の調製方法に関する指示を含む記事でウィキペディアのブロックを試みたことがある。
20億ルーブル(約34億円)のこのプロジェクトは、2022年の終わりから開始する予定だという。この オンライン百科事典には、35巻からなるロシア大百科事典の80,000件を超える記事が含まれると伝えられている。
なお2019年の7月には毎日300万人未満のロシアからのユーザーがウィキペディアにアクセスしているが、今回のウィキペディア代替版は毎日1500万のアクセスに対応する必要が出てくるという。会員ユーザーが新しい記事を提案することはできるが、専門家らが検討し最終決定権を持つという。
また『ロシアトゥデイ』によると、同出版社は、全国規模のインタラクティブな百科事典ポータルは、現代の知識を「侵食」から保護し、オンラインユーザーを、誤解を招く情報から保護することを目的としていると説明している。そしてポータル上のすべての記事は、純粋に科学的かつ教育的なものであり、「政治的またはイデオロギー的な目的一切ない」と伝えている。
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