紅海でのイランタンカーへの攻撃事件は、イランとサウジアラビア間のこれまでの緊張関係を再燃させることとなった。　9月のアラムコの石油処理設備への攻撃に対してサウジアラビアは、イランの仕業だとして名指しで非難したが、イラン側は全面的に否定してきた。

イラン国営タンカー会社（NITC）は、被害タンカー、サビティ号がサウジのジッダ港の沖、100kmの沿岸を航行中、船体に2発の飛来物の爆発で1.5ｍ２の範囲の損傷を受けたと発表した。...

紅海でのイランタンカーへの攻撃事件は、イランとサウジアラビア間のこれまでの緊張関係を再燃させることとなった。　9月のアラムコの石油処理設備への攻撃に対してサウジアラビアは、イランの仕業だとして名指しで非難したが、イラン側は全面的に否定してきた。

イラン国営タンカー会社（NITC）は、被害タンカー、サビティ号がサウジのジッダ港の沖、100kmの沿岸を航行中、船体に2発の飛来物の爆発で1.5ｍ２の範囲の損傷を受けたと発表した。

NITCによると、船員は全員無事で、タンカーは幸いにも火災を免れ、タンカーの補修をしつつ、ペルシャ湾に向かっているという。

イランの外務大臣は、攻撃弾が、タンカーの航路にあたる紅海の東側から飛来したと指摘した。

イラン国営TV 局によると、テロリストによる攻撃の可能性も否定できないという。被害写真を見ると、船の甲板には損傷を受けていない模様である。

なお、イラン外務省の報道官は、目下、タンカーへの攻撃に関する調査を行っていると述べた。

一方、インターネットサイト、「タンカー・トラッカー」によると、サビティ号は100万バーレルの原油を積載して航行しているという。