一方、従来の2014年時点での気候モデルでは気候予測モデルでは、2100年までに、+4.8℃の温度上昇を予測していた。
今回の新しい気候予測モデルについては、国連の気候変動の研究者たちが中心となって、2021年に気候変動に関する新しい評価報告書を発行することとなっている。この報告書の作製にあたっては、仏からは仏国立科学研究センター(CNRS)、仏原子力・代替エネルギー庁(CEA)、仏気象庁(MF)からも研究者やエンジニアたちが参加しているという。...
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一方、従来の2014年時点での気候モデルでは気候予測モデルでは、2100年までに、+4.8℃の温度上昇を予測していた。
今回の新しい気候予測モデルについては、国連の気候変動の研究者たちが中心となって、2021年に気候変動に関する新しい評価報告書を発行することとなっている。この報告書の作製にあたっては、仏からは仏国立科学研究センター(CNRS)、仏原子力・代替エネルギー庁(CEA)、仏気象庁(MF)からも研究者やエンジニアたちが参加しているという。
世界での経済活動が急激に発展し、それに伴い化石燃料が今後も使用され続けるとした最も悲観的なシナリオによると、2100年には、産業革命前からの世界の平均温度の上昇は、+6.5℃から+7℃になるものと予想されている。2014年の予測モデルより、2℃以上も高い温度上昇予測となる。
新しい気候モデルの方が、従来の気候モデルより信頼性と精度が高いとされているので、温暖化の速度はこれまでの予測より速く進行することとなる。
すでに、世界中で平均温度上昇による山火事、巨大ハリケーンや巨大台風による被害が多発している状況下で、国連のグテーレス事務総長が、9月16日月曜日に各国の代表に訓示したように、各国とも化石燃料を再生可能エネルギーに替えるなどの方法で、これまで以上に温室効果ガスの排出量削減を一層強化する必要があろう。
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