まず、英仏トンネルや港湾での輸送渋滞により、食糧、自動車燃料と医薬品不足が起こり、アイルランドと北アイルランドでの物理的な国境が再度設けられることによる輸送渋滞状態が生じると指摘している。
政府の公式文書によると、英仏トンネルを通るトラックの85%が、10月31日までに、フランス税関用の書類申請の用意できてなくてトラック輸送が滞ると予想しており、この混乱状態が回復するまでには、最低3か月は要するものと予想している。...
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まず、英仏トンネルや港湾での輸送渋滞により、食糧、自動車燃料と医薬品不足が起こり、アイルランドと北アイルランドでの物理的な国境が再度設けられることによる輸送渋滞状態が生じると指摘している。
政府の公式文書によると、英仏トンネルを通るトラックの85%が、10月31日までに、フランス税関用の書類申請の用意できてなくてトラック輸送が滞ると予想しており、この混乱状態が回復するまでには、最低3か月は要するものと予想している。
さらに、アイルランドと英国領の北アイルランドの国境が再び設けられることによるトラック輸送などの渋滞状態も予想されるとしている。
一方、『タイムズ紙』は、政府の公式文書については、最悪のシナリオを述べているのではなく、EU離脱により最も起こりうる影響について述べているとコメントしている。
EU離脱準備担当大臣のミカエル・ゴーブは、最悪のシナリオを記述しているが、今までの3週間で主な対策が講じられており、政府の公式文書に記述されたような最悪なシナリオにはならないと断言している。
さらに、エネルギー担当大臣のクワシ・クワテングは、『スカイ・ニュース』の記者に語ったところによると、英国としては10月31日のEU離脱の期限までにパニックを起こさないように充分な準備が終了しているはずだという。
EU離脱期限の10月31日までの今後2ヶ月余りとなったが、この間での英国の動きに目が離せないものと思われる。
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