8月1日付米
『ロイター通信』:「反政府活動家、プーチン大統領に対して、開かれた選挙制導入なくば毎週反プーチン運動を展開と警告」
反プーチン派の2人の代表的活動家が7月31日、ウラジーミル・プーチン大統領に対して、反対派も含めて誰でも立候補が可能となる、開かれた選挙制が導入されない限り、毎週末に反政府運動を継続していくことになると警告した。
一人は、野党勢力代表のアレクセイ・ナワルニィ氏(43歳)で、昨年3月の大統領選に立候補を目論むも、ロシア中央選挙管理委員会が、同氏の刑事事件での有罪判決を理由に立候補届を無効としていた。...
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8月1日付米
『ロイター通信』:「反政府活動家、プーチン大統領に対して、開かれた選挙制導入なくば毎週反プーチン運動を展開と警告」
反プーチン派の2人の代表的活動家が7月31日、ウラジーミル・プーチン大統領に対して、反対派も含めて誰でも立候補が可能となる、開かれた選挙制が導入されない限り、毎週末に反政府運動を継続していくことになると警告した。
一人は、野党勢力代表のアレクセイ・ナワルニィ氏(43歳)で、昨年3月の大統領選に立候補を目論むも、ロシア中央選挙管理委員会が、同氏の刑事事件での有罪判決を理由に立候補届を無効としていた。
現在同氏は、7月27日の反政府デモを扇動したとして逮捕・拘留されており、獄中から反対派の運動を支持する声明を出した。
もう一人は、今年9月のモスクワ市議会議員への立候補を企てているリューボフ・ソボル氏(31歳)で、彼女は政権側の選挙妨害等を非難してハンガー・ストライキに入っている。
同氏によると、彼女を含めた16人の立候補予定者が、正真正銘の推薦状を取得していないとして当局から立候補が認められていないが、全くのデタラメだと訴えている。
更に同氏は、福祉政策失敗の影響で、与党・統一ロシアの支持率は2011年以来最低となっており、また、プーチン大統領自身の支持率も下落していることから、反対派の立候補によって政権側が負けることを恐れて、無理難題を言っていると非難した。
なお、同氏の社会学者の夫が2016年、何者かによって向精神性有害物質の入った注射針で大腿部を刺されている。
また、同氏自身も、今現在も毎日何者かによって脅しを受けているとし、当局による嫌がらせだと主張している。
なお、同氏と一緒に活動している、ナワルニィ氏を含む反体制活動家8人が、過激抗議取り締り法違反の罪で拘禁されている。
一方、7月31日付英国『スカイ・ニュース』:「ロシア病院、反対派のナワルニィ氏から毒物検出されずと表明」
反政府活動家リーダーのナワルニィ氏は、7月27日の反政府デモを扇動したとして同日に逮捕され、30日の禁固刑を受けて拘留された。
そして、7月28日朝、同氏は顔がむくみ、目に異常を来し、そして皮膚発疹の状態で病院に運び込まれた。
同氏は、食物や花粉等に一切アレルギー症状がないのに、顔がガラス繊維で引っかかれたような痛みを覚えたとして、毒を盛られたに違いないと訴えた。
しかし、彼を診断した病院の医師は、彼の体内から毒物は検出されなかったとの診断を下し、ナワルニィ氏は再び独房に戻された。
ところが、同氏をかつて診断したことのあるアナスタシア・ワシリエーワ医師は、一瞬ではあるもののドアの隙間から同氏の顔を見た限り、毒物による反応が出ているとみられると語った。
更に同医師は、ナワルニィ氏への十分な診断が行われず、毒物がまだ残っていると疑われる独房に戻されたことで、更に悪い事態とならないかとの懸念を表明した。
なお、ナワルニィ氏の代理人のオルガ・ミハイローワ弁護士も、特定が難しい化学薬品を盛られた可能性が高い、とコメントしている。
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