12月13日、ルノー社の取締役会では、日産でのゴーン氏に関わる日本の捜査当局による取り調べ内容と、12月10日にゴーン氏が2010年から2015年にかけて所得額を半分と偽った罪で再逮捕された経過などを精査した。
日産は、ゴーン氏の逮捕後3日で社長職から解任したが、ルノーはゴーン氏の社長職は公式には維持しながらも、代理を立てることで切り抜けてきた。10月13日のルノー取締役会ではこの立場を維持することを確認した。...
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12月13日、ルノー社の取締役会では、日産でのゴーン氏に関わる日本の捜査当局による取り調べ内容と、12月10日にゴーン氏が2010年から2015年にかけて所得額を半分と偽った罪で再逮捕された経過などを精査した。
日産は、ゴーン氏の逮捕後3日で社長職から解任したが、ルノーはゴーン氏の社長職は公式には維持しながらも、代理を立てることで切り抜けてきた。10月13日のルノー取締役会ではこの立場を維持することを確認した。
シェリー・ブレア―女史(元英国首相トニー・ブレア―氏の妻)を議長とした5時間に及ぶ取締役会では、多くの取締役会のメンバーから、現在のルノーの立場にいらだちを表明された。ブレア―女史からも、現在のルノーの立場をいつまでも堅持することはできないので、ある時点で何か手をうつ必要があるとの見解が出されたという。
取締役会でのさらに詳細な内容については公表されていないが、ルノーの関係筋の話では仏政府の責任者たちは、仏国がルノーの株を15%保有している立場上、ゴーン氏に代わるルノーの社長候補者リストを作成し始めたという。 その中には現在、トヨタ自動車副社長のディディエ・ルロア氏の名前も挙がっているという。
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