オバマ前大統領含めて、トランプ大統領に批判的な民主党関係者宛に爆発物が送り付けられた事件では、10月末に逮捕された犯人が同大統領の狂信者であったことが大々的に報道された。一方、ほとんど報じられなかったが、昨年9月にトランプ大統領を殺害しようとした事件も発生していた模様で、この程同事件の犯人に有罪判決が下された。
12月3日付
『Foxニュース』:「ノースダコタ州出身の男、“トランプ大統領殺害”目的で同大統領のリムジンを転覆させるためフォークリフトを盗んだことを認める」
ノースダコタ州出身のグレゴリー・リー・レインガング被告(42歳)は11月30日、連邦地裁法廷において、“トランプ大統領殺害”目的で同大統領のリムジンを転覆させるためにフォークリフトを盗んだことを認めた。
ブランディ・サッセ・ラッセル連邦検事補によると、同被告は2017年9月、同大統領が税制改革に関し、ノースダコタ州マンダンで支持者らに説明するために同州を訪問した際、同大統領の車列に向けてフォークリフトで突入しようとして逮捕されていた。...
全部読む
12月3日付
『Foxニュース』:「ノースダコタ州出身の男、“トランプ大統領殺害”目的で同大統領のリムジンを転覆させるためフォークリフトを盗んだことを認める」
ノースダコタ州出身のグレゴリー・リー・レインガング被告(42歳)は11月30日、連邦地裁法廷において、“トランプ大統領殺害”目的で同大統領のリムジンを転覆させるためにフォークリフトを盗んだことを認めた。
ブランディ・サッセ・ラッセル連邦検事補によると、同被告は2017年9月、同大統領が税制改革に関し、ノースダコタ州マンダンで支持者らに説明するために同州を訪問した際、同大統領の車列に向けてフォークリフトで突入しようとして逮捕されていた。
公選弁護人は、同被告が犯行当時、重い精神疾患を患っていたと主張した。
しかし、検察側の有罪答弁に基づき、連邦地裁は同被告に対して、フォークリフト窃盗罪で最長禁固5年、また、犯行当日に2件の放火事件を起こしていたことや、危険な武器(今回の場合フォークリフト)を持って連邦政府関連施設内(今回の場合、同大統領がスピーチする施設の敷地内)に不法侵入したこと、更に一連の行動が大統領殺害目的であったこと等の罪に対して、数十年の禁固刑が科せられる有罪判決を下した。
なお、量刑判断の審理は来年2月15日に行われる。
同日付『ザ・デイリィ・コーラー』オンラインニュース:「大統領殺害目的でフォークリフトを盗んだ男に有罪判決」
レインガング被告の公選弁護人ミッシェル・モンテイロ弁護士は、同被告は犯行時重い精神病に侵されており、現在も拘置所で精神科医らによる治療が行われていると弁護した。
しかし、ラッセル連邦検事補は、周到な計画の下にフォークリフトを盗み、大統領の車列が入ってくるところを見計らって、フォークリフトを突っ込ませようとしていたことは明らかで、フォークリフトの運転を誤り動かなくなったときに逃亡しようとしたと有罪答弁を行った。
具体的量刑決定のための審理は来年2月15日に行われるが、目下のところ、2038年まで20年の禁固刑(フォークリフト窃盗、2件の放火、不法侵入等)が申し渡されるものとみられる。
閉じる