【Globali】
パリとブリュッセルで車を使わない日曜日を制定(2018/09/17)
9月15日の土曜日に、パリ市長のアンヌ・イダルゴとブリュッセル市長のフィリップ・クロースは、1年に一度、ヨーロッパ中で車をできるだけ使わない日曜日、「No Car Day」を制定することを提案した。
2つの都市の市長たちは、危機的な気候変動や大気汚染の健康に及ぼす危害を多少でも軽減するため、ヨーロッパ中で多くの都市で、車のない日が広まるように運動していきたいと語った。
なお、パリでは、昨日の9月16日に4回目となる「車のない日」が施行されて市内の道路は、11時から18時の日中、歩行者および自転車、ローラースケーターやキックスクーターで占領された。
フランスでは、さらに9月15日を公共交通機関の日として定め、車に代わって地下鉄やバスの利用を奨励しているが、今年は特に、地下鉄などの移動手段を補完するものとして歩行の重要性が健康面で見直されている。...
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2つの都市の市長たちは、危機的な気候変動や大気汚染の健康に及ぼす危害を多少でも軽減するため、ヨーロッパ中で多くの都市で、車のない日が広まるように運動していきたいと語った。
なお、パリでは、昨日の9月16日に4回目となる「車のない日」が施行されて市内の道路は、11時から18時の日中、歩行者および自転車、ローラースケーターやキックスクーターで占領された。
フランスでは、さらに9月15日を公共交通機関の日として定め、車に代わって地下鉄やバスの利用を奨励しているが、今年は特に、地下鉄などの移動手段を補完するものとして歩行の重要性が健康面で見直されている。
心臓病の専門家によると、車の運転や事務所のPCの前で7時間以上座った状態でいる生活を続けると健康障害をきたす可能性が高くなる。それを解消するためには、2時間ごとに軽い運動をすることと、1日に15分から30分の歩行を数回行うことが推奨されている。
同専門家によると、人間の遺伝子は、長時間座った姿勢に対して適合していないため、座った姿勢が有害酸化性ストレスを発症し、心臓循環疾系の病気や癌を誘発する。
これまでの車社会やITシステムの発展に伴う健康への弊害に対して、毎日の歩行習慣が地球環境の保護と大気汚染防止にもつながる最も簡単で、有効な対処方法と見られる。
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