『Fox News』『ワシントン・ポスト』『ロイター』などの英文メディアは、中国がヒラリー・クリントン氏のメールをハッキングしたとドナルド・トランプ米大統領がツイッターで明かしたと報じている。

トランプ氏は今月２９日未明に自身のツイッターに「ヒラリー・クリントンのメールの多くは機密情報だが、それが中国によってハッキングされた。FBIと司法省が動かなければ、信頼は永遠に失われるだろう」と投稿した。同氏は前日のツイートでも「中国がヒラリー・クリントンの私的メールサーバーをハッキングした。ロシアでないことは確かか？（冗談だ！）FBIと司法省が正しい確率はどれくらいだろうか。実際、とても大きな話だ。...

トランプ氏は今月２９日未明に自身のツイッターに「ヒラリー・クリントンのメールの多くは機密情報だが、それが中国によってハッキングされた。FBIと司法省が動かなければ、信頼は永遠に失われるだろう」と投稿した。同氏は前日のツイートでも「中国がヒラリー・クリントンの私的メールサーバーをハッキングした。ロシアでないことは確かか？（冗談だ！）FBIと司法省が正しい確率はどれくらいだろうか。実際、とても大きな話だ。多くが機密情報だ」と発信していた。

今回のトランプ氏の発言には根拠などはなく、詳細も明かされていない。ただ、保守系メディアのデイリー・コーラーがオバマ前政権時に、中国がヒラリー氏のメールサーバーをハッキングしていたとする報告書を発表していた。今回の件で、次の動きを要求するトランプ氏に対しFBIも司法省もコメントを控えている。

中国外務省の報道官である華春瑩氏は「この手の主張を聞くのは今回が初めてではない」と述べた。同氏は「中国はサイバーセキュリティを忠実に守っており、いかなる形態でもインターネット上の攻撃や機密情報の盗み取りは断固として反対し、取り締まる」と話した。