最新のCNNの世論調査によれば、トランプ米大統領の支持率は42%で、今春から殆ど変わらなかったが、初めて同時期の歴代大統領の支持率を上回った。モラー特別検査官による、ロシア疑惑関連の捜査については、米国人の3人に2人が、11月の中間選挙までに完結すべきと考えていることが判明した。
本世論調査は、調査会社SSRSがCNNの委託を受けて8月9~12日、全米で無作為に抽出した成人1,002人を対象に、固定電話または携帯電話による質問形式で実施された。
これによると、トランプ大統領の支持率は42%で、春から殆ど変化がなかった。しかし、就任2年目の8月の支持率としては、ジミー・カーター、ビル・クリントンの両元大統領の39%、ロナルド・レーガン元大統領の41%を上回った。...
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本世論調査は、調査会社SSRSがCNNの委託を受けて8月9~12日、全米で無作為に抽出した成人1,002人を対象に、固定電話または携帯電話による質問形式で実施された。
これによると、トランプ大統領の支持率は42%で、春から殆ど変化がなかった。しかし、就任2年目の8月の支持率としては、ジミー・カーター、ビル・クリントンの両元大統領の39%、ロナルド・レーガン元大統領の41%を上回った。CNNの調査でトランプ氏の支持率が同時期の歴代大統領の支持率を上回ったのは、今回が初めてである。
ロバート・モラー特別検査官によって行われている、ロシアの2016年米大統領選への介入問題に関する調査については、66%の人が11月の中間選挙までに完結すべきであると回答した。支持政党に関係なく、同回答が過半数を占めたが、特に共和党支持者では72%に達した。中間選挙を目標にすべきではないと答えた人は26%だけだった。
自らの中間選挙での投票行動に、捜査が非常に重要な意味を持つとした人は、5月から7ポイント上昇し、30%となった。特に民主党支持者では55%がそのように回答しており、5月の39%から大幅に増加している。
トランプ大統領は、捜査の有効性に疑問を投げかけており、頻繁にツイートして、捜査は魔女狩りであり、ロシア側と共謀した事実はないと主張している。一方、トランプ氏の弁護士は、大統領自身の聴取について、モラー特別検査官のチームと交渉を続けている。今回、大統領はモラー氏から求められれば、証言をすべきだと回答した人は70%に上った。
トランプ大統領の捜査への対応については、55%が評価しないとしているが、一方で評価する人が6月の29%から34%に増加した。大統領が証言すべきと回答した人では、29%が対応を評価するとしており、6月の20%から9ポイント上昇した。また、特別捜査官としてのモラー氏の仕事を評価する人も、6月の41%から47%に増加した。特に民主党支持者からの評価が高く、72%と6月から10ポイント上昇している。
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