マニゴールト氏はドナルド・トランプ大統領のもとで補佐官をしていたが今年1月に辞任した。同氏は近く出版予定の暴露本に関連して、先日NBCの番組「ミート・ザ・プレス」に出演し、これまで報道機関が述べてきた彼女に対する不公平な人物描写について異議を唱えた。
番組の中で同氏は昨年ジョン・ケリー首席補佐官から解雇を言い渡された際、シチュエーション・ルーム(緊急対応室)の中で極秘に録音されたテープを公開した。...
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マニゴールト氏はドナルド・トランプ大統領のもとで補佐官をしていたが今年1月に辞任した。同氏は近く出版予定の暴露本に関連して、先日NBCの番組「ミート・ザ・プレス」に出演し、これまで報道機関が述べてきた彼女に対する不公平な人物描写について異議を唱えた。
番組の中で同氏は昨年ジョン・ケリー首席補佐官から解雇を言い渡された際、シチュエーション・ルーム(緊急対応室)の中で極秘に録音されたテープを公開した。シチュエーション・ルームは秘密保護の観点から本来、外部から電子機器などを持ち込むことを禁止されている。マニゴールト氏はこれについて「自分を守るため、録音したことを後悔はしていない」と述べた。
録音されたテープ内で、ケリー氏とされる人物の声がマニゴールト氏の「深刻な倫理違反」について話しており、ホワイトハウスは「友好的な船出」として同氏を送り出し、「将来評判に左右されることなく新たな職を見つけることができるだろう」と述べた。マニゴールト氏自身はこれを非常に明白な脅迫だと主張しており、「彼らは私に逃げることはできないと言って脅し、無理強いした」と話した。そのほかに同氏は番組内で、トランプ大統領や政権を誹謗中傷したり脅かしたりしないよう、秘密の合意として複数の職員がお金を受け取っていたと暴露している。
アナリストらはマニゴールト氏が録音機器をシチュエーション・ルーム内に持ち込んだことによるホワイトハウスのセキュリティー状況を問題視しているが、その一方で、なぜケリー氏が解雇通告にわざわざシチュエーション・ルームを使用したのか、極秘にする必要があったのかが疑問視されている。
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