9日、ニューヨーク州最高裁判所に提起された訴訟は、原告をノエル・シントロン氏とし、ニューヨークの労働法に基づき、超過勤務賃金178,200ドルと罰金5,000ドルを求める。20年以上にわたりシントロン氏の時間外賃金が支払われてこなかったが、消滅時効のため、訴訟上の未払い期間は6年間に限定される。
ブルームバーグによると、59歳のシントロン氏は共和党員として登録されており、現在もトランプ・オーガニゼーションで警備の仕事をしている。...
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9日、ニューヨーク州最高裁判所に提起された訴訟は、原告をノエル・シントロン氏とし、ニューヨークの労働法に基づき、超過勤務賃金178,200ドルと罰金5,000ドルを求める。20年以上にわたりシントロン氏の時間外賃金が支払われてこなかったが、消滅時効のため、訴訟上の未払い期間は6年間に限定される。
ブルームバーグによると、59歳のシントロン氏は共和党員として登録されており、現在もトランプ・オーガニゼーションで警備の仕事をしている。政府のシークレットサービスが引き継ぐまで、トランプ氏の運転手として働いていた。
「ビジネス・インサイダー」に対する声明で、トランプ・オーガニゼーションの広報担当者は、シントロン氏には常に「寛大かつ法律に従って」報酬を支払っていたので、この訴訟は根拠がなく、「事実が明らかになり、法廷で無実が証明されることを期待している」と述べた。
シントロン氏は、2003年に62,700ドルの固定給から始まり、年棒は2006年に68,000ドルに、2010年に75,000ドルに引き上げられたと言う。2016年までの6年間については週に55時間働き、未払いの時間外労働は3,300時間にのぼった。また、トランプ・オーガニゼーションは、ある時点で健康保険を取り止め、11,000ドルに相当する費用をシントロン氏が自身で負担することになった。
「USAトゥデー」の2016年の分析によると、この30年間でトランプ氏とその事業を相手取り、全米で提起された訴訟数は少なくとも3,500件ある。
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