7月4日付米
『ロイター通信米国版』:「海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦、2ヵ月にわたり南シナ海・インド洋を巡回航行」
日本の海上自衛隊高官によると、昨年に続いて今年も、ヘリコプター搭載護衛艦を2ヵ月にわたり南シナ海・インド洋に巡回派遣する予定であるという。
今回派遣されるのは、過去保有した中で最大級の“かが(248メーター長、最大積載2万6千トン)”で、今年9月に出航し、インドネシア・インド・スリランカの各港にも立ち寄る。...
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7月4日付米
『ロイター通信米国版』:「海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦、2ヵ月にわたり南シナ海・インド洋を巡回航行」
日本の海上自衛隊高官によると、昨年に続いて今年も、ヘリコプター搭載護衛艦を2ヵ月にわたり南シナ海・インド洋に巡回派遣する予定であるという。
今回派遣されるのは、過去保有した中で最大級の“かが(248メーター長、最大積載2万6千トン)”で、今年9月に出航し、インドネシア・インド・スリランカの各港にも立ち寄る。
同艦は巡洋艦を伴い、同海域周辺国の数ヵ国と共同海上訓練を実施するという。
また、同艦の巡航は、5月より既に2ヵ月間南シナ海・インド洋を巡回航行している水陸両用輸送艦“おおすみ”に続くものである。
日本は、米海軍が南シナ海で度々実施している“航行の自由作戦(FONO)”に参加してはいないが、同海域における中国軍の一方的な勢力拡大を懸念している米国側に与しており、その一環での同海域巡航作戦継続とみられる。
昨年は、同型の“いずも”を同海域の巡回航行に派遣している。
なお、“かが”は昨年3月に就役していて、有事の場合は対潜攻撃が主目的とされている。
7月5日付ロシア『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「海上自衛隊がヘリコプター搭載護衛艦を南シナ海に1年間派遣」
匿名条件で海上自衛隊高官が明かしたところによると、昨年に続いて今年も、ヘリコプター搭載護衛艦“かが”を南シナ海に1年間派遣するという。
同高官は、インド太平洋海域が自由で開かれた公海であることを強く訴える目的であるとする。
日本と米国はともに、貿易上の重要な海上ルートである南シナ海への中国の一方的な海洋進出に大いに懸念を持っている。
なお、米軍は昨年来、同海域で度々FONOを実行しているが、日本としては、領有権問題を抱える尖閣諸島において中国が強硬策に出てくることを懸念して、FONO参加は控えている。
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