この二つの事件により自由の女神が立つリバティー・アイランドでは午後4時半頃、女神像は営業を終了し、公園当局が3~4千人いる訪問客をフェリーで島外に避難誘導し、米国の公園警察とニューヨーク市警察が像から離れるよう女性を説得することになった。女性は約4時間、自由の女神像の台座に座りこんでいたが、その後身柄を確保された。
横断幕を垂らしたのは、トランプ大統領とその政策に抗議するために創設された、ニューヨークに拠点を置く活動家グループ、ライズ・アンド・レジスト(Rise and Resist)であった。...
全部読む
この二つの事件により自由の女神が立つリバティー・アイランドでは午後4時半頃、女神像は営業を終了し、公園当局が3~4千人いる訪問客をフェリーで島外に避難誘導し、米国の公園警察とニューヨーク市警察が像から離れるよう女性を説得することになった。女性は約4時間、自由の女神像の台座に座りこんでいたが、その後身柄を確保された。
横断幕を垂らしたのは、トランプ大統領とその政策に抗議するために創設された、ニューヨークに拠点を置く活動家グループ、ライズ・アンド・レジスト(Rise and Resist)であった。大統領の移民不寛容政策に対して抗議した。しかし連邦規制基準では自由の女神像に横断幕を垂らすことを禁じていることから、逮捕されることになった。
ライズ・アンド・レジストのメンバーであるリオン・カーシュナー氏は、「ICEは我々の自由と生活様式にとって脅威であることが証明され、廃止されるべきだ」と声明で述べた。
その後像によじ登った女性は、ライズ・アンド・レジストの一員ではない。
「ICEを廃止せよ」は、トランプ大統領の移民政策反対派のスローガンとなっている。先月、共和党のマーク・ポーカン議員はICEを廃止する法案を下院に提出した。またニューヨーク議会選挙で民主党候補のアレクサンドリア・オカジオ-コルテズ氏は、ICE廃止を公約に掲げ、予備選挙で現職候補に勝った。
国立公園局のジェリー・ウィリス広報担当者は、過去に同様の抗議行動で自由の女神を登ろうとした人がいたか定かではないが、「間違いなく珍しい。」と話す。
自由の女神は1886年にフランスによって寄贈された。アメリカに来る移民や難民を歓迎する自由と民主主義の象徴となっている。
閉じる