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【Globali】
トランプ米大統領、WTOの脱退を示唆か(2018/07/03)
『CNBC』『ロイター』『デイリー・メール』などの英文メディアは、ドナルド・トランプ米大統領が、世界貿易機関(WTO)が米国を不当に扱っており、今後適切に対応しない場合は何らかの行動に出ると脱退を示唆したとも取れる発言をしたと報じている。
トランプ氏は今月2日、ホワイトハウスでオランダのマルク・ルッテ首相と会談を行ったが、その際記者団に対し、WTOの米国に対する扱いが「非常に不当である」とし、「彼らが変わってくれることを願う」「今はまだ何も計画していないが、我々を適切に扱わなければ何らかの行動に出る」と述べた。
WTOの脱退については、先月29日にニュースサイトの「アクシオス」が政府関係者の話として、トランプ氏が同団体に不満を持っており、脱退したい考えがあると話題に取り上げていた。...
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トランプ氏は今月2日、ホワイトハウスでオランダのマルク・ルッテ首相と会談を行ったが、その際記者団に対し、WTOの米国に対する扱いが「非常に不当である」とし、「彼らが変わってくれることを願う」「今はまだ何も計画していないが、我々を適切に扱わなければ何らかの行動に出る」と述べた。
WTOの脱退については、先月29日にニュースサイトの「アクシオス」が政府関係者の話として、トランプ氏が同団体に不満を持っており、脱退したい考えがあると話題に取り上げていた。記事では、非公式な会話であるとしながらも「我々がなぜそこにいるのかわからない。WTOは各国が米国を批判するように設計されている」と話したという。また、同サイトはトランプ政権が大統領に対し、任意の関税引き上げを認める法案を策定したと報じた。これはWTOの2つのルールに違反することになる。
ホワイトハウスのサンダース報道官は、トランプ氏は脱退ではなく、世界的な貿易システムの改善に取り組んでいると説明した。また、米商務長官のウィルバー・ロス氏はWTOに改革が必要だとしながらも「脱退について議論するとは少し早い」との見解を示した。また、具体的どのような改革が必要かの明言も避けている。
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