6月25日付米
『CNNニュース』:「トランプ大統領、欧州との関係がギクシャクする中、プーチン大統領との関係修復に躍起」
貿易摩擦問題等で米・欧州主要国間の関係が悪化しつつある中、トランプ政権としては、米ロ関係修復の重要性が増していると判断している模様である。
何故なら、直近になって、俄かに米ロ高官がそれぞれ動き回り、7月にトランプ大統領が訪欧するタイミングを捉えて、米ロ首脳会談を設定すべく努めているからである。...
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6月25日付米
『CNNニュース』:「トランプ大統領、欧州との関係がギクシャクする中、プーチン大統領との関係修復に躍起」
貿易摩擦問題等で米・欧州主要国間の関係が悪化しつつある中、トランプ政権としては、米ロ関係修復の重要性が増していると判断している模様である。
何故なら、直近になって、俄かに米ロ高官がそれぞれ動き回り、7月にトランプ大統領が訪欧するタイミングを捉えて、米ロ首脳会談を設定すべく努めているからである。
*ジョン・ボルトン米国家安全保障問題担当大統領補佐官の訪ロ;当ニュースが先週報じたとおり、同補佐官が今週モスクワを訪問して、米ロ首脳会談設定準備のための協議予定。
*共和党上院議員グループの訪ロ;今週訪ロするとの計画について6月21日、当ニュースの取材に肯定。
*米エネルギー省のリック・ペリー長官が訪米するロシアのエネルギー大臣と会談;『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙によれば、今週アレクサンドル・ノバク大臣が訪米し、ペリー長官と会談予定という。
一方、これらの動きに先行する形で、先週初めモスクワで、米統合参謀本部議長のジョセフ・ダンフォード海兵隊総司令官がロシア参謀総長のバレリー・ゲラシモフ大将と面談し、また、マイク・ポンペオ国務長官もセルゲイ・ラブロフ外相と会合を持っている。
なお、トランプ大統領がロシアとの関係修復に積極的な反面、同政権の重鎮であるポンペオ国務長官やジェームズ・マティス国防長官などは、その姿勢に批判的である。
一方、6月26日付ロシア『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「ロシアとの関係は柔軟であるべき」
ポンペオ国務長官は米『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙のインタビューに答えて、ロシアとの関係は米国として断定的に対応するべきだが同時に柔軟性も持つ必要があるとし、また、両国共通の利益をきちんと特定することが肝要だと述べた。
同長官は先週、ボルトン大統領補佐官が6月27日に訪ロしてラブロフ外相と面談予定であると明かした上で、その面談後速やかに米ロ首脳会談の詳細が決まろうとコメントしている。
なお、ドミートリー・ペスコフ大統領府報道官は6月23日、米ロ首脳会談が設定できたら速やかに公表すると表明した。
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