ウラジーミル・プーチン大統領はこの程、中国メディアのインタビューに答えて、世界で唯一心を許せて信頼できる首脳は習近平(シー・チンピン)国家主席だけだとコメントした。中国向けのリップサービスが含まれているかも知れないが、同主席より倍以上の回数プーチン大統領と会談している安倍晋三首相は、日本メディアの前でもそこまで褒めてもらえていない。そこで同首相としては、北方領土共同開発という提案で4島返還交渉前進を目論んでいるものの、同大統領の懐にまだ飛び込めていないと不安を感じているのではなかろうか。
6月5日付米
『RT(ロシア・トゥデイ)ニュース』:「プーチン大統領、自身の誕生日を一緒に祝ってくれたのは習国家主席だけと独白」
ウラジーミル・プーチン大統領は6月5日、中国メディアのインタビューに答えて、習近平国家主席は、“信頼できるパートナーであり良い友人”でもあって、自身の誕生日を一緒に祝ってくれた唯一の首脳だと語った。
同大統領は、2013年10月に開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC、10月7・8日@バリ島)に出席した際、習国家主席がウォッカとソーセージで自身の誕生日(1952年10月7日)を祝ってくれたことを明かした
同大統領はまた、習国家主席は、自国の民のために様々な施策を実行して成し遂げていることを称賛した上で、国際問題や世界経済について同主席と協議することは非常に興味深いともコメントした。...
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6月5日付米
『RT(ロシア・トゥデイ)ニュース』:「プーチン大統領、自身の誕生日を一緒に祝ってくれたのは習国家主席だけと独白」
ウラジーミル・プーチン大統領は6月5日、中国メディアのインタビューに答えて、習近平国家主席は、“信頼できるパートナーであり良い友人”でもあって、自身の誕生日を一緒に祝ってくれた唯一の首脳だと語った。
同大統領は、2013年10月に開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC、10月7・8日@バリ島)に出席した際、習国家主席がウォッカとソーセージで自身の誕生日(1952年10月7日)を祝ってくれたことを明かした
同大統領はまた、習国家主席は、自国の民のために様々な施策を実行して成し遂げていることを称賛した上で、国際問題や世界経済について同主席と協議することは非常に興味深いともコメントした。
更に、やり方やアプローチの仕方は少々異なるかも知れないが、同主席の目指すゴールは国民生活の向上であり、それは同大統領自身の目標でもあるとも付言した。
更に、6月6日付中国『新華社通信』:「中国外交部報道官:プーチン大統領の訪中で中ロ関係は更に強固になると表明」
中国外交部(省に相当)の華春瑩(ホァ・チュンイン)報道官は6月6日、6月8~10日にプーチン大統領が訪中するが、これによって中ロ両国間の関係は更に強固になると表明した。
同大統領は、上海協力機構(SCO、注後記)出席のために訪中するものだが、今年3月に再選されて以来初の訪中であり、また、中ロ両首脳の会談も今年初の開催となる。
一方、同日付米『CNBCニュース』:「プーチン大統領、トランプ大統領とは“定期的に電話会談している”と語る」
プーチン大統領は6月5日、訪問先のオーストリアに向かう前にオーストリアメディアとのインタビューで、自身はドナルド・トランプ大統領と“定期的に電話会談をしている”と語った。
本件に関し、ホワイトハウスもロシア大使館も『CNBCニュース』の質問に答えていないが、ホワイトハウスのウェブサイト上の公開情報によると、トランプ大統領が大統領選当選以来、都合8度にわたり両首脳が電話会談している。
なお、プーチン大統領は更に、米ロ両首脳会談の開催の行方は、米国側の“国内政治情勢”次第だとも言及した。
(注)SCO:中国・ロシア・カザフスタン・キルギス・タジキスタン・ウズベキスタン・インド・パキスタンの8ヵ国による多国間協力組織、もしくは国家連合。2001年6月、中国の上海にて設立されたために「上海」の名を冠するが、本部(事務局)は北京。
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