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【Globali】
ハリウッド映画内のLGBTQのキャラクターが減少、米組織が発表(2018/05/23)
非政府組織の「中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟(GLAAD)」が毎年出している年次報告書によると、米ハリウッドに拠点を置く主要な映画製作会社7企業が2017年に公開した109作品について調査を行い、そのうちLGBTQのキャラクターが登場しているのは全体の12.8%(14作品)だけであり、昨年の18.4%(125作品中23作品)から減少したという。報告書では企業毎に6段階評価も発表されており、20世紀フォックス社とユニバーサル・ピクチャーズ社に与えられた4番目の評価「insufficient(不十分)」を超える評価はなかった。...
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非政府組織の「中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟(GLAAD)」が毎年出している年次報告書によると、米ハリウッドに拠点を置く主要な映画製作会社7企業が2017年に公開した109作品について調査を行い、そのうちLGBTQのキャラクターが登場しているのは全体の12.8%(14作品)だけであり、昨年の18.4%(125作品中23作品)から減少したという。報告書では企業毎に6段階評価も発表されており、20世紀フォックス社とユニバーサル・ピクチャーズ社に与えられた4番目の評価「insufficient(不十分)」を超える評価はなかった。パラマウント・ピクチャーズ社、ソニー・ピクチャーズ社、ウォルト・ディズニー社は下から2番目の評価で、ライオンズ・ゲート社とワーナー・ブラザーズ社が最低評価を受けている。
GLAADは米国のLGBTQのイメージに関してメディアのモニタリング調査を行っており、LGBTQの権利を守る活動を行っている。同団体は毎年、ハリウッドにある7つの主要映画製作会社が発表した作品を分析しており、公正かつ正確で、包括的にLGBTQが映画の中で登場する機会が増えるための指針として年次報告書を発行している。同団体の代表であるサラ・ケイト・エリス氏は「今がLGBTQの人たちが(映画内の)会話の中に、潮流の中に登場すべき時である」と述べた。同団体によると、18歳から34歳の米国人約20%がLGBTQのいずれかであるという。
同団体は、映画内におけるLGBTQのキャラクターを2021年までに20%、2024年までに50%まで増やすことを目標にしており、業界内で呼びかけている。
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