停止したり発進したりを繰り返す運転に終止符を打つために設計された新しい信号は、ドライバーが青信号に変わったタイミングで交差点に到着できるよう、どのくらいのスピードで運転すればよいかを知らせてくれる。
このコンセプトは、ナショナル・インフラストラクシャー・コミッション(NIC)、ハイウェイズ・イングランド、イノベイトUKが主催するコンテストの最終選考に残った5つの候補のうちの1つである。...
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停止したり発進したりを繰り返す運転に終止符を打つために設計された新しい信号は、ドライバーが青信号に変わったタイミングで交差点に到着できるよう、どのくらいのスピードで運転すればよいかを知らせてくれる。
このコンセプトは、ナショナル・インフラストラクシャー・コミッション(NIC)、ハイウェイズ・イングランド、イノベイトUKが主催するコンテストの最終選考に残った5つの候補のうちの1つである。
NIC会長のジョン・アーミット卿は、目標を次のように語った。「無人運転の試験走行が全国で行われており、将来に向けて自動車開発が進歩していることが見てとれる。今度は道路の技術がこれに追いつくようにする必要がある。」
この構想は、エンジニアリング会社AECOMによって、渋滞を削減し、より効率的な運転で車両の排ガスを削減するために設計された。ヨーク州のA59(ダー・ストリート)のシミュレーションモデルを使用して間もなく試験運用の段階にある。
AECOMの主任コンサルタント、ヘザー・ホーキンズ氏は、「我々は、車両・インフラ技術がヨーク州の地方道路網に与える影響をより深く理解するのを楽しみにしている。革新的な都市で仕事ができ、既存の研究プログラムを通じてこれらの技術を展開・テストできるのは幸運なことだ。」と述べた。
英国王立自動車クラブのロッド・デニス広報担当は、「このような斬新な技術が試されるのはすばらしい」とし、停止と発進を繰り返す運転が減れば、排ガスの減少のみならずブレーキの磨耗も減らせるため、ドライバーにとって有益であると付け加えた。
昨年5月、車両が集中する場所を検出して渋滞を緩和するよう交通パターンを変える同様の「スマートな」信号を設置する最初の町に、ミルトン・キーンズが選ばれた。イノベートUKとトラクシス(Tracsis)の支援を受け、町は300万ポンド(約4億4500万円)を投資し、今年9月から運用が開始される。ヴィヴァシティ・ラブズ(Vivacity Labs)が開発したこのスキームは、信号機が救急車、バス、サイクリストを優先し、信号を通過する交通量に反応することで渋滞の発生を防ぐ。
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