中央右派自由党に所属するインゲル・ストイベルク移民統合省大臣によるコメントは、1カ月にわたるラマダンの断食月が16日から始まったことを受けて、出された。
ストイベルク大臣は、地元タブロイド紙『BT』のコラムで「デンマーク社会全体へのマイナスの影響を回避するために、ラマダン月に仕事から離れるようイスラム教徒に求める。イスラム教の5柱の一つ(断食)の遵守を命じる1400年前の宗教義務が、2018年のデンマークの社会と労働市場に適合できるだろうか。...
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中央右派自由党に所属するインゲル・ストイベルク移民統合省大臣によるコメントは、1カ月にわたるラマダンの断食月が16日から始まったことを受けて、出された。
ストイベルク大臣は、地元タブロイド紙『BT』のコラムで「デンマーク社会全体へのマイナスの影響を回避するために、ラマダン月に仕事から離れるようイスラム教徒に求める。イスラム教の5柱の一つ(断食)の遵守を命じる1400年前の宗教義務が、2018年のデンマークの社会と労働市場に適合できるだろうか。」と書いた。
大臣はまた、断食が「安全性と生産性」に影響を及ぼす可能性があると懸念し、「10時間以上飲食していない」バス運転手の例を挙げた。「これは私たち全員にとって危険なことだ」と主張した。
ストイベルク大臣は、昨年、デンマークの移民法を強化する50番目の措置を祝うために、笑顔でケーキを持つ写真をフェイスブックに投稿し、論争を引き起こした。
デンマークでは最も厳しい措置が、2016年に発効した。これは警察が難民から金銭を奪うことを許可するもので、第二次世界大戦中のナチスによるユダヤ人からの金の没収計画に似ていると内外から批評され、結婚指輪と婚約指輪は免除された。
ストイベルク大臣は、2015年に、デンマークに亡命を求める困難を警告する連続広告をレバノンの新聞に出したことでも批判を受けている。
移住者は労働市場に適応するためにはデンマークの習慣と言語を学ばなければならないとされ、デンマークはこの15年間、移民政策を強化してきた。
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