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【Globali】
米国務長官、イラン問題について英仏独の代表と協議(2018/05/15)
『ロイター』『Fox News』などの英文メディアは、米国務省のマイク・ポンペオ長官がイランの核合意に関する協議として、英仏独の三国と会談をしたことを明かしたと報じている。
イランと米英仏独露中と欧州連合による核合意は2015年のオバマ政権下で合意されたものだったが、ドナルド・トランプ現大統領の指示のもと米国の離脱が先日発表された。米国はイランに対し再び制裁を課すことを明言しており、イランと取引をする欧州各国に対しても制裁を課すと話していた。ポンペオ氏は今月13日のFox Newsのインタビューで「離脱をするのは欧州へ向けたものではないが、制裁は明らかだ」と述べていた。...
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イランと米英仏独露中と欧州連合による核合意は2015年のオバマ政権下で合意されたものだったが、ドナルド・トランプ現大統領の指示のもと米国の離脱が先日発表された。米国はイランに対し再び制裁を課すことを明言しており、イランと取引をする欧州各国に対しても制裁を課すと話していた。ポンペオ氏は今月13日のFox Newsのインタビューで「離脱をするのは欧州へ向けたものではないが、制裁は明らかだ」と述べていた。
ポンペオ氏は会談で、米国と各国とが共通の脅威に対しここ数ヶ月行ってきた成果を強調し、これからも前進するために強い協力を続けていくことを望んでいる旨を話したと声明で発表した。さらに英仏独の代表に対し「イランの核兵器開発を防ぎ、イラン政府による地域の安定性を揺るがす行為に対して強い関心を持っていること」を強調したという。同氏は、米国がイランの悪意ある行動に立ち向かうため依然として欧州と共に働きかけ、より広範な取引を徹底的に議論することを望んでいると述べたと明らかにしている。
英外相のボリス・ジョンソン氏と仏外相ジャン=イヴ・ル・ドリアン氏は会談を行い、その声明で、両国はイラン核合意の中核を維持することを決めたと述べている。ジョンソン氏は英国と欧州各国は米国への対応を話し合うことを明かした上で「これは今後米国と一緒に働かないことを意味するものではないことを強調したい。今後も米国と連携し続け、ワシントンが核合意をどう発展させるのかを問い続けることが重要だ」と話した。
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