Globali |メラニア夫人、また前任者の真似かと批判される


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メラニア夫人、また前任者の真似かと批判される(2018/05/09)

【8日付『ニューズウィーク』『USAトゥデー』など】　　メラニア米大統領夫人は7日、ファーストレディとして「ビー・ベスト(Be Best)」キャンペーンを発表した。キャンペーンは「最も脆弱で弱い、子どもたち」を支援する内容であったが、メディアからは、2016年、ミシェル・オバマ夫人が演説で使用した言葉「より良く行動するように(be better)」と、キャンペーン名が似ていると指摘された。

また、「ビー・ベスト」キャンペーンのパンフレットが、連邦取引委員会が2014年に発行した保護者向けパンフレット「ネット利用にあたって子どもに話すべきこと」と酷似しているとも批判されている。実際、今回のパンフレットは、連邦取引委員会のそれとほぼ同一内容で、いくつかの小さな変更が加えられただけであった。

パンフレットが公開され、SNSでは、2016年の共和党全国大会での演説の際もメラニア夫人がオバマ夫人によるスピーチを一語一句真似したことと関連づけて、再び盗用したのではないかとの声が多く上がった。...

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パンフレットが公開され、SNSでは、2016年の共和党全国大会での演説の際もメラニア夫人がオバマ夫人によるスピーチを一語一句真似したことと関連づけて、再び盗用したのではないかとの声が多く上がった。

皮肉にもパンフレットは、トランプ大統領が頻繁に批判してきたオバマ前政権が作成したものである。また夫人のキャンペーンが、メキシコとの国境で拘留中の移民の子どもを両親から分離する計画や子どもの医療保険から何十億ドルもの予算を削減する提案（＊脚注）をトランプ大統領が発表したのと同日に発表され、「偽善的」との批判もあった。さらにネットいじめを最も推進するのはツイッターで敵を攻撃する大統領ではと矛盾を突く声もあった。

8日、夫人の広報担当のステファニー・グリシャム氏は声明で、子どもたちの幸福を促進するキャンペーンではなく、前政権が作成したパンフレットとの類似やファーストレディ批判に焦点をあてていると「反対するメディア」を批判した。ネットいじめは夫人の関心事であるため、前回の情報を更新したまでと説明し、「子どもたちにこのような資料を配布できることに喜びを感じる」と述べた。

＊5月8日付Globali「トランプ米大統領、150憶ドルの歳出削減を提案」ご参照

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