現在ではアプリ抖音(Tik Tok)でペッパピッグを視聴したくても、動画が削除され、検索してもヒットしない状況である。以前はこのサイトにペッパピッグの動画が3万以上投稿されていた。
ペッパピッグは幼児だけでなく、ここ数カ月は大人の間でも人気が高い。「ギャング」や「教養の低い無職の人」の俗語であるShehuirenというあだ名がつき、パロディーまで生まれている。
ファンは、キャラクターの絵や入れ墨を投稿したり、編集やダビングによって漫画のシーンをリメイクしたりしている。...
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現在ではアプリ抖音(Tik Tok)でペッパピッグを視聴したくても、動画が削除され、検索してもヒットしない状況である。以前はこのサイトにペッパピッグの動画が3万以上投稿されていた。
ペッパピッグは幼児だけでなく、ここ数カ月は大人の間でも人気が高い。「ギャング」や「教養の低い無職の人」の俗語であるShehuirenというあだ名がつき、パロディーまで生まれている。
ファンは、キャラクターの絵や入れ墨を投稿したり、編集やダビングによって漫画のシーンをリメイクしたりしている。
抖音は漫画を削除した理由を発表していないが、ペッパの「ギャング」のイメージと入れ墨が問題となった可能性があると考えられる。
中国『グローバル・タイムズ』紙は、ペッパは「手に負えない怠け者で、中国が育てようとしている若い世代のイメージと対立する。」としている。また2017年には中国メディアが、子供たちがペッパ「中毒」になり、ブーブー言ったり水たまりの中に飛び込んだりして困惑する親の姿を報道した。
中国の古い固定観念では、入れ墨はしばしば否定的に見られ、ギャングを連想させる。
漫画「ペッパピッグ」は2015年に中国中央テレビで初めて放送されて以来、优酷网(Youku)、爱奇艺(iQiyi)、騰訊(Tencent)などのビデオオンデマンドプラットフォームで450億回以上再生されている。
上海ユナイテッドメディアグループが運営する第六声(Sixth Tone)のウェブサイトによると、最近は大人がSNSでペッパピッグの商品や入れ墨を投稿しているという。女優のヤン・ミとヤン・インを含む中国の有名人は、キャラクターで飾られたTシャツを身に着けてブームを盛り上げた。落とせるタイプのペッパの入れ墨は非常に人気があり、俳優のリー・チェンは、中国のSNSのウェイボに、額にペッパピッグの落とせる入れ墨を披露した。投稿は20万以上の「いいね」を獲得した。永久的な入れ墨をするファンもおり、メディアの報道によると、ある人は背中全体への入れ墨に1万元(約17万円)を支払った。
また、伝統的な中国の風景を背景に自転車に乗るペッパが描かれたアンティーク風の磁器のカップがオンラインで広がり、どこで購入できるかとの質問が殺到した。一点もので大量生産ではない作品であったため、大手ショッピングサイト淘宝網で類似の商品が出回り始めた。
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