今月27日に軍事境界線にある板門店で、韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による南北首脳会談が行われる予定であるが、その晩餐会では、平壌冷麺や伝統焼酎に加え、金氏のスイス留学時代にちなんだスイス料理も振る舞われる予定だという。
4月24日付米国
『NYポスト』(ロイター通信引用)は「首脳会談の会食に金正恩のスイス寮時代のものを」との見出しで以下のように報道している。
韓国大統領府によると、スイスのロスティを韓国風にしたものが金曜の首脳会談で振る舞われるという。フライドポテトは金氏のスイス留学時代を思い出させる一品。文大統領には、釜山での学生時代を思い起こさせる海魚(マトウダイ)が振る舞われるという。
またその他に平壌風冷麺も振る舞われる予定。...
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4月24日付米国
『NYポスト』(ロイター通信引用)は「首脳会談の会食に金正恩のスイス寮時代のものを」との見出しで以下のように報道している。
韓国大統領府によると、スイスのロスティを韓国風にしたものが金曜の首脳会談で振る舞われるという。フライドポテトは金氏のスイス留学時代を思い出させる一品。文大統領には、釜山での学生時代を思い起こさせる海魚(マトウダイ)が振る舞われるという。
またその他に平壌風冷麺も振る舞われる予定。玉流館は中国にも支店がある平壌冷麺の有名店で、同店の料理長を会談の行われる板門店に派遣する。また、ワインや北朝鮮を起源とする韓国の伝統焼酎も添えられる予定。
北朝鮮は金氏がスイスで教育を受けたとは認めていないが、元級友や教師が彼がいたことを証言しており、スイスの地元各紙も金氏が偽名で学生をしていたと報道している。
同日付英国『テレグラフ』は「首脳会談で韓国が金正恩にスイスのロスティを振る舞う」との見出しで以下のように報道している。
人の心をつかむにはまず胃袋をつかむことだと人は言う。そこで金曜の首脳会談では、北朝鮮の金正恩を子ども時代のスイスのポテト料理でもてなすのだという。
金氏は15~17歳(1998~2000年)をスイスで過ごしたとされる。スイスのポテト料理ロスティで、叔母と過ごした彼の甘い天真爛漫な子ども時代を思い起こしてほしいとの意図にある。妹も偽名でスイスに渡航し、バレエレッスンを受け、金氏はバスケットボールが好きだったという。
今回は2007年以来の両国首脳会談。韓国は歴史的会談の予行準備に余念がなく、特に非武装地帯の平和の家の最上階で開かれる予定の晩餐会には最大限の注意を払っている。
金氏が海外で教育を受けたことは韓国では公然の秘密で、このことが核開発に関する北朝鮮との交渉で有利に働くとの見方もされている。
故金正日氏と交渉したことのある鄭東泳(チョン・ドンヨン)元韓国統一相は今年2月、正恩氏が学生時代の海外経験の影響により、対話交渉に応じる可能性があると指摘している。「正恩氏はベルンの中学校に通い、ハーレーバイクでヨーロッパ中を旅行した経験があると言われる。その為、彼は海外になじみがあり、交渉出来る可能性があると思う」と述べていた。
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