国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長は、韓国の「非常に成功した」試合に敬意を表して、東京大会関係者との二日間の会合を始めた。コーツ委員長は「素晴らしい大会の成果」と「共に歩む南北朝鮮の歴史的な瞬間」を振り返り、「ハードルは上げられた」と述べた。
東京五輪までおよそ二年半に迫り、コーツ委員長は大会準備が今後更なる厳しい調査の対象となると忠告した。コーツ委員長によると、最近行われたスポーツ関係者の会合で「非常に妥当な疑問」が提起され、東京大会は複数方面から非難にさらされている。...
全部読む
国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長は、韓国の「非常に成功した」試合に敬意を表して、東京大会関係者との二日間の会合を始めた。コーツ委員長は「素晴らしい大会の成果」と「共に歩む南北朝鮮の歴史的な瞬間」を振り返り、「ハードルは上げられた」と述べた。
東京五輪までおよそ二年半に迫り、コーツ委員長は大会準備が今後更なる厳しい調査の対象となると忠告した。コーツ委員長によると、最近行われたスポーツ関係者の会合で「非常に妥当な疑問」が提起され、東京大会は複数方面から非難にさらされている。
オリンピックを中心としたスポーツニュースを伝えるインサイド・ザ・ゲームズによると、各国を代表する約10人が、東京大会のさまざまな側面において懸念を表明した。
「これらの質問に答える準備ができていなければならない。さもなければ、東京はオリンピックの開催能力を問われ、株主の信頼に影響を及ぼす。一旦悪い印象を与えると戻すのは難しい。質問にはきちんと回答できなければならない。」とオーストラリア出身のコーツ氏は警告した。
予算上の問題や原発事故など一連のPRの失敗など、2020年の東京五輪は難しいスタートを切ったが、五輪関係者は準備は軌道に乗っていると主張している。最近の記者会見で武藤敏郎事務総長は「すべてが非常に順調に進んでいる。競技会場のほとんどが予定通りに完成すると明言できる。」と述べた。組織委員会の森喜朗会長は23日、高額な予算を批判され、「予算削減を最優先に考えている」と話した。
昨年12月、主催者は予算を1500億円と「大幅に」削減し、総額1兆3500億円となる見込みであることを公表した。
閉じる