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【Globali】
ブルームバーグ氏、パリ協定維持に4,500万ドルを拠出(2018/04/23)
【22日付 『CBSニュース』、23日付 『BBC』】 元ニューヨーク市長で慈善事業家のマイケル・ブルームバーグ氏は、トランプ政権が昨年パリ協定を脱退したことを受けて、環境を支援する責任を自身が負うことを発表した。CBSテレビで日曜朝放送の政治インタビュー番組「フェイス・ザ・ネーション」で、22日、その使命を遂行するために今年4,500万ドルの小切手を切ることを約束した。
「アメリカは約束したのであり、政府がそれをやらないのであれば国民がその責任を負う。私は経済的にそれが可能だ。アメリカが約束した金額の小切手を条約事務局に送るつもりだ。」と述べた。さらに、「このままいくのは危険である。すべての人が正しいことをすれば良いだろうが、一部の人々や一部の国だけが正しいことをしたら、そこから皆、恩恵を受けてしまう。」と続けた。
昨年6月、トランプ政権は、米国がオバマ時代に築いた温暖化に関する協定から脱退することを国連に正式に伝えた。...
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「アメリカは約束したのであり、政府がそれをやらないのであれば国民がその責任を負う。私は経済的にそれが可能だ。アメリカが約束した金額の小切手を条約事務局に送るつもりだ。」と述べた。さらに、「このままいくのは危険である。すべての人が正しいことをすれば良いだろうが、一部の人々や一部の国だけが正しいことをしたら、そこから皆、恩恵を受けてしまう。」と続けた。
昨年6月、トランプ政権は、米国がオバマ時代に築いた温暖化に関する協定から脱退することを国連に正式に伝えた。これを受け、ブルームバーグ氏は、大統領の脱退に反対する米国市長会議のメンバーに加わり、大統領の行動にかかわらず、二酸化炭素排出量削減目標を達成するという責任を誓った。保有する慈善財団、ブルームバーグ・フィランソロピーズは、「アメリカの約束(America’s Pledge)」の策定に貢献し、政府の代わりに資金提供を発表した。昨年財団は国連気候変動事務局が米国の協定脱退により得られなかった1,500万ドルを提供した。
トランプ大統領は協定を批判しているが、ブルームバーグ氏は、心が変わることに期待している。「彼は心変わりすることで有名だ。これは本当だ。しかしここで心変わりして、今の環境が問題であること、アメリカが問題の一部となっていること、アメリカは解決に向けて大きな役割を担っており、これ以上環境破壊が進むのを食い止めるべきである。」と語った。将来の世代のために、環境を保全する責任を果たすことは、アメリカ人の望みだとも述べた。
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