アマゾンの最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス氏は株主宛の書簡を通して、有料会員「アマゾン・プライム」の会員数が全世界で1億人を突破したことを発表した。
アマゾン・プライムは会費(日本は年間3900円)を支払うことで通常配送料が無料になるほか、アマゾンの提供する動画サービスへの無料アクセス、無料の音楽や本の提供、また米国ではワシントン・ポスト紙が半年間無料購読できるなどサービスは多岐にわたる。...
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アマゾンの最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス氏は株主宛の書簡を通して、有料会員「アマゾン・プライム」の会員数が全世界で1億人を突破したことを発表した。
アマゾン・プライムは会費(日本は年間3900円)を支払うことで通常配送料が無料になるほか、アマゾンの提供する動画サービスへの無料アクセス、無料の音楽や本の提供、また米国ではワシントン・ポスト紙が半年間無料購読できるなどサービスは多岐にわたる。
アマゾンはこれまで有料会員数を明らかにしたことはなかったが、今回大台に乗ったことで明かされた。ベゾス氏は、2017年が最も多い新規加入数だったと述べており、そのアイテム数は全体で50億点にもなるという。特に昨年初めて有料会員サービスを提供したインドでは、アマゾン史上最も多い初年度の登録者数であり、好調さを表している。このニュースが報道されると、株価は時間外取引で1.3%上昇した。
また、同社は新サービスの提供も発表した。プレスリリースが明らかにしたのはショッピングアプリの新機能「インターナショナルショッピング」で、米国外のユーザーが米国製品を簡単に検索、購入できるようになった機能だ。新機能では英語のほか、スペイン語、簡体中国語、ドイツ語、ポルトガル語の5ヶ国語に対応しており、25種類の通過で支払いが可能だ。
対象となる商品は4500万点以上で、購入前に配送料と輸入税の推定額などが確認できる上、通関のための面倒な手続きなどはアマゾンが処理してくれる。アマゾンはこれまでも海外配送に対応していたが、あくまで事業を展開する各国が個別に対応していた。今回の変更で、米国アマゾンの商品を世界中どこからでも買えることになる。現在iOSとAndroidのアプリでサービス提供を開始しており、対応言語は今後増えていく見込み。
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