香港で販売される「インポッシブル・バオ」は、黒コショウ照焼きソース、塩漬けレモン昆布サラダ、発酵豆腐ソースとともに二枚の自家製の蒸し饅頭に挟まれた「肉」を特徴とし、香港のリトル・バオというレストランで食べることができる。価格は118香港ドル(約1,600円)だ。
20日からは香港のバーガーレストラン、ビーフ・アンド・リバティーで「インポッシブル・タイ・バーガー」が売り出される。価格は135香港ドル(約1,850円)で、唐辛子、コリアンダー、ミント、バジル、春玉ねぎ、大豆マヨネーズ、カリカリのエシャロット、ニンニクが付いてくる。...
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香港で販売される「インポッシブル・バオ」は、黒コショウ照焼きソース、塩漬けレモン昆布サラダ、発酵豆腐ソースとともに二枚の自家製の蒸し饅頭に挟まれた「肉」を特徴とし、香港のリトル・バオというレストランで食べることができる。価格は118香港ドル(約1,600円)だ。
20日からは香港のバーガーレストラン、ビーフ・アンド・リバティーで「インポッシブル・タイ・バーガー」が売り出される。価格は135香港ドル(約1,850円)で、唐辛子、コリアンダー、ミント、バジル、春玉ねぎ、大豆マヨネーズ、カリカリのエシャロット、ニンニクが付いてくる。ビーフ・アンド・リバティーの最高責任シェフのウェ・オポセンスキー氏は次のように述べる。「我々は、良い意味でハンバーガーに取りつかれていて、環境に優しいことにも取り組んでいる。お客様が、インポッシブルを気に入り、食べることで良いことをしている気持ちになってくれる自信がある。」
生化学を研究する教授が2011年に設立したインポッシブル・フーズは、1年前から植物ベースの肉を用いたハンバーガーを米国のレストランで提供し始めた。このバーガーは現在、ファーストフード・チェーンのホワイトキャッスルなど米国内の1400以上の店舗で提供されている。
パティの原材料の一部にヘムが使われている。ヘムは動物の筋肉に見られる、血中に酸素を運ぶ分子だ。同社はヘムが豊富だと肉が美味しく感じられることを発見した。
インポッシブル・フーズは酵母を遺伝的に改変し、発酵させることで大豆レグヘモグロビンと呼ばれる植物に天然に存在するヘムタンパク質を生産する。パテの生産は、従来の牛肉パテの生産に必要な土地のわずか5%の面積で可能である。使用する水の量は4分の1で、温室効果ガスの排出も削減できる。
バーガーの残りの部分は、小麦、ココナッツオイル、ジャガイモなどの天然の原材料から作られる。
インポッシブル・フーズCEOのパトリック・ブラウン博士は、「我々は世界で最も活力あるレストランが集まる場所で、素晴らしいシェフたつと一緒に事業を立ち上げることができ、恐縮している。現代と伝統のアイデアと影響の中心地、香港が、革新的なインポッシブルのレシピの本拠地となるだろうことを確信している。」と述べた。
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