ハリー王子の住むケンジントン宮殿の広報担当がAFP通信に伝えたところによると、「英国や世界の首脳の公式な招待リストは、ハリー王子とマークルさんの結婚式には必要ないと決めた」という。二人と親交の深いオバマ前大統領夫妻も招待されていない。
2011年の兄のウィリアム王子の結婚式の時には、将来の君主としての新郎の地位を反映し、当時のキャメロン首相をはじめ、外国王室、英連邦総督、外国大使、宗教者、世界各国の政治家らが招待された。...
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ハリー王子の住むケンジントン宮殿の広報担当がAFP通信に伝えたところによると、「英国や世界の首脳の公式な招待リストは、ハリー王子とマークルさんの結婚式には必要ないと決めた」という。二人と親交の深いオバマ前大統領夫妻も招待されていない。
2011年の兄のウィリアム王子の結婚式の時には、将来の君主としての新郎の地位を反映し、当時のキャメロン首相をはじめ、外国王室、英連邦総督、外国大使、宗教者、世界各国の政治家らが招待された。ウィリアム王子は父親のチャールズ皇太子に次いで王位継承順第2位にいる。
ハリー王子の王位後継順は第5位で、ウィリアム王子の妻キャサリン妃が今月下旬に予定通り出産した場合、第6位になる。政治的な重要性があまりなく、二人は代わりに若者を支援する活動家や退役軍人を招待することにした。結婚式は兄のウィリアム王子の時よりもかなり小規模になる見込みだ。
ケンジントン宮殿の発表によると、5月19日にウィンザー城敷地内のセントジョージ礼拝堂で挙式が行われ、2640人が敷地内に招かれる。
招待客のうち1200人が、王室職員によって国内から選出され、残りは新郎新婦と関係のある慈善団体からの招待客となった。二人は様々なバックグラウンドや年齢の一般市民を招待することを望んだ。
招待客の中には、アフガニスタンの爆撃で右足を失った退役軍人のフィリップ・ギレスピーさん(30歳)がいる。彼はハリー王子が設立した、負傷軍人のための競技会、インヴィクタス・ゲーム参加者だ。
バーミンガムの恵まれない若者たちのために料理の訓練と雇用の機会を提供する慈善団体「ミス・マカロン」の設立者ロージー・ギンデイ(34歳)も招かれた。
昨年、23人が死亡し数百人が負傷したマンチェスターのテロに巻き込まれた、12歳のアメリア・トンプソンさんも招待リストに名前が掲載されている。一緒に行くのは、15歳の孫娘を同じテロで失った祖母だ。
耳が聞こえず、聴覚障害者に優しい映画館を目指す運動をしている14歳のルーベン・リザーランドさんも招待された。
創作活動によって精神の問題を解決しようとする人々を支援する社会事業のマネージャーを務めるパメラ・アノムニーズも招待客に選出された。
招待客は、礼拝堂への新郎新婦の到着と式後にウィンザー城を去る馬車の行列を見ることができる。
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