「我々は壁と十分な安全保障体制が完成するまで、軍を用いて国境を守るつもりだ。これは大きな一歩だ。我々は軍事的に物事を進めるつもりだ。」とホワイトハウスで語った。大統領は事前にこの件でマティス国防長官と話したことを明らかにした。
また、ホンジュラスからの移民が大部分を占め、メキシコを通過しながら米国に向かう移民キャラバンを解散させるようメキシコに警告したと述べた。応じない場合、NAFTAから引き抜くと脅している。...
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「我々は壁と十分な安全保障体制が完成するまで、軍を用いて国境を守るつもりだ。これは大きな一歩だ。我々は軍事的に物事を進めるつもりだ。」とホワイトハウスで語った。大統領は事前にこの件でマティス国防長官と話したことを明らかにした。
また、ホンジュラスからの移民が大部分を占め、メキシコを通過しながら米国に向かう移民キャラバンを解散させるようメキシコに警告したと述べた。応じない場合、NAFTAから引き抜くと脅している。トランプ大統領は米国の国境があまりにも侵入しやすく移民法も脆すぎると不平を漏らしている。
どの統合軍が国境を守ることになるかわかっていないが、有力なのは米国、アラスカ、カナダ、メキシコ、カリブ海諸国を管轄地域とするアメリカ北方軍(US North Command)だ。
先月下旬、トランプ大統領は壁の費用を軍事費から捻出する考えをツイッターで示した。米国国防総省はまた、大統領がマティス長官と「初期の」議論を行っていると述べた。大統領は、1兆3000億ドルの一括法案で国境警備に配分された金額に失望し、「複数のアドバイザー」にも自身の考えを伝えた。
しかし、民主党の2人の上院議員、リード氏とダービン氏は、国防総省は、大統領の国境壁プロジェクトに予算を使う「法的権限を持っていない」と主張。この2人の上院議員は、2日、マティス長官宛てにこのことを書面で具申した。「このような、議論を呼ぶような動きは、軍の他の重要優先事項の予算を削ることによってのみ資金を調達することができる。国防総省が、予算の必要性を包括予算交渉中に上院国防歳出小委員会に伝えてから数週間後に実現するものだ。国防総省は、予算再編成の要請有無にかかわらず、国境壁建設のために軍事費を使用する法的権限はないと結論づける。」
他の議員からも批判が出ている。フロリダ州の共和党フランシス・ルーニー議員は「軍隊を配備し、暴力の増加と紛争の拡大を生み出すことに良い気はしない。これらの人々は、通常のプロセスどおり国境で止められ調べられるべきだ。それをする多くの職員が国境にはすでにいるはずだ。」と述べた。
民主党は、自分の利益のために軍の資金を使うべきではないと抗議した。カリフォルニア州の民主党エリック・スワルウェル議員は「戦地を訪問し、軍人の健康管理、退役後の職業斡旋などをまずやるべきだ。自分ではなく米軍を第一に考えるべきだ」と3日、ツイートした。
大統領は、米国とメキシコの国境の壁を建設するため250億ドルの配分を望んだが、法案では柵、監視技術などの16億ドルの予算しか認可されなかった。
大統領選挙中、トランプ大統領はメキシコが壁建設の資金を提供することを繰り返し約束していたが、在任後は公約を撤回し、連邦政府に資金を求めている。
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