3月27日付英
『デイリィ・メール・オンライン』:「衛星写真が中国海軍の大艦隊を捉える」
米プラネット・ラブズ社(2010年設立の地球観測会社、本拠はサンフランシスコ)が3月26日に撮影した衛星写真によると、40隻近くの中国海軍大艦隊が南シナ海を航行している。
中国空母“遼寧(リャオニン)”や随行する潜水艦に加え、上空には何機もの戦闘機が飛行しているという。
ベトナムが先週末、認可していたスペインの石油・ガス大手レプソルに対し、南シナ海における石油掘削作業を中止するよう指示したものの、南シナ海周辺国がインド・豪州等に働きかける等の不穏な動きがあるとして、これらを牽制するための中国軍による大規模軍事演習と位置付けられる。...
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3月27日付英
『デイリィ・メール・オンライン』:「衛星写真が中国海軍の大艦隊を捉える」
米プラネット・ラブズ社(2010年設立の地球観測会社、本拠はサンフランシスコ)が3月26日に撮影した衛星写真によると、40隻近くの中国海軍大艦隊が南シナ海を航行している。
中国空母“遼寧(リャオニン)”や随行する潜水艦に加え、上空には何機もの戦闘機が飛行しているという。
ベトナムが先週末、認可していたスペインの石油・ガス大手レプソルに対し、南シナ海における石油掘削作業を中止するよう指示したものの、南シナ海周辺国がインド・豪州等に働きかける等の不穏な動きがあるとして、これらを牽制するための中国軍による大規模軍事演習と位置付けられる。
台湾国防部(省に相当)は、空母“遼寧”及び随行駆逐艦が先週に台湾海峡を航行して南シナ海に向かったことを確認している。
米軍事評論家によると、空母“遼寧”が本格的な実戦演習に参加するのが初めて確認されたとしている。
また、シンガポールの軍事専門家は、これだけの規模での軍事演習は異例であると述べている。
同日付香港『アジア・タイムズ』オンラインニュース:「中国、南シナ海で海上演習開始」
中国国営『環球時報』は3月25日、中国人民解放軍(PLA)が南シナ海及び西太平洋で春季軍事演習を開始したと報じた。
同演習は、米海軍ミサイル駆逐艦“マスティン”が航行の自由作戦(FONOP)と称して、南沙(スプラトリー)諸島内の中国人工島近くを航行した翌日に始まったことになる。
PLA空軍の申進科(シェン・チンケ)報道官によると、空軍からはH-6K大型爆撃機、Su-30及びSu-35戦闘機が参加して、実戦演習並びに南シナ海の監視飛行を行っているという。
PLA海軍高官は中国国営『中央テレビ』のインタビューに答えて、軍事演習は毎年恒例のもので如何なる国も標的にしたものではないと語った。同高官はまた、南シナ海及び東シナ海は中国の重要な拠点であり、常に非常事態に備える必要があるとしている。
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