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【Globali】
マケイブFBI元副長官、年金受給前に解雇(2018/03/17)
ジェフ・セッションズ司法長官は声明を発表し「マケイブ氏との雇用関係を即時発効で打ち切った。」と述べた。司法省とFBIによる調査の結果、マケイブ氏は報道機関へ情報を許可なく開示し、複数に渡って司法省の監察官に誠実ではない態度をとるなどしたことを理由に挙げた。セッションズ氏は「全職員が最高レベルの責任や完璧性、説明責任を遵守することを期待している。」と述べた。
司法省監察官による調査は、2016年の大統領選でトランプ大統領の対立候補だったヒラリー・クリントン氏に関するものだが、詳細は明かされていない。...
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ジェフ・セッションズ司法長官は声明を発表し「マケイブ氏との雇用関係を即時発効で打ち切った。」と述べた。司法省とFBIによる調査の結果、マケイブ氏は報道機関へ情報を許可なく開示し、複数に渡って司法省の監察官に誠実ではない態度をとるなどしたことを理由に挙げた。セッションズ氏は「全職員が最高レベルの責任や完璧性、説明責任を遵守することを期待している。」と述べた。
司法省監察官による調査は、2016年の大統領選でトランプ大統領の対立候補だったヒラリー・クリントン氏に関するものだが、詳細は明かされていない。当時、国務長官だったクリントン氏の私用メールサーバーの不正利用疑惑や、夫のビル・クリントン氏が設立したクリントン財団の活動を元にして、トランプ氏はクリントン氏を訴追しようとしていた。しかしマケイブ氏と当時FBI長官だったジェームズ・コミー氏はその訴追を妨げたとしてトランプ氏から非難されていた。
マケイブ氏は3月18日でFBIでの勤続年数が20年経過となり、完全な年金受給資格が得られた。しかし2日前にして解雇されたため、司法省は年金を拒否できることとなった。マケイブ氏は「21年のキャリアを通じて、私の評価に対して非常に不公平だ。」と述べた。同氏は声明の中でこれまで自分や自分の家族がいかに厳しい状況に置かれてきたかを訴え、マスコミの記事に虚偽や中傷が数えきれなかったこと、さらにトランプ氏がツイートでそれを増幅させたことを主張した。同氏は「私から地位を奪い、評判を地に落とし、それでいて20年働いたことで得られる年金すら奪おうかという、大統領自身が推し進めた前例のない出来事の一部となった。」と強く非難している。
マケイブ氏は今回の決定に対し異議を申し立てるという。
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