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【Globali】
ドイツの現金離れが進む、独連邦銀行の調査(2018/02/15)
ドイツ連邦銀行が調査したところによると、現金取引の割合は約48%で2008年の調査開始以来、初めて半数を割ったという。デビッドカードやクレジットなどのカード払いは2014年の34%から39%へ市場シェアが増加した。ドイツ連邦銀行の理事であるカール・ルートウィヒ・ティーレ氏はこの結果を「現金は最も一般的な支払い方法だが、カード払いも増加している。」と話した。
イギリスやスウェーデンなどの他の欧州国では、カードでの支払いが多く使われているが、それと比較するとドイツではまだそれほど切り替えが進んでいない。...
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ドイツ連邦銀行が調査したところによると、現金取引の割合は約48%で2008年の調査開始以来、初めて半数を割ったという。デビッドカードやクレジットなどのカード払いは2014年の34%から39%へ市場シェアが増加した。ドイツ連邦銀行の理事であるカール・ルートウィヒ・ティーレ氏はこの結果を「現金は最も一般的な支払い方法だが、カード払いも増加している。」と話した。
イギリスやスウェーデンなどの他の欧州国では、カードでの支払いが多く使われているが、それと比較するとドイツではまだそれほど切り替えが進んでいない。最近行われた欧州中央銀行(ECB)の調査によると、ユーロ圏の主要国の中でドイツやオーストリアが最も現金を使っている国だとわかった。ロイターでは、この傾向はナチス統治時代や東ドイツの共産主義時代まで遡って、プライバシーや深く根付いた階級の違いへの懸念に関連している、と述べている。
ドイツ連邦銀行の調査では、71%のドイツ人が子供達にお金の使い方を教えたり、64%の人がよりよい個人資産の管理方法として現金を選択しているようだとしている。また、4分の3以上の人が現金をなくしてしまうことは一部の人、特に高齢者が適応できない問題を引き起こすと見ている一方で、わずか3分の1が脱税やマネー・ロンダリング対策の方法になると考えている。
ティーレ氏はユーロについて「移民や観光客、または高いインフレを起こした国から来た人などによって、ドイツで発行されたユーロのうち半分はユーロ圏外へ持ち出されていると推測される。」と話した。
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