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【Globali】
英国防相、英国人IS戦闘員は殺害すべきと発言(2017/12/08)
英紙 『ガーディアンズ』や 『AFP』などは、イギリスのギャビン・ウィリアムソン国防相が英国籍を持つイスラム国(IS)戦闘員に関して、居場所を突き止めて殺害すべきで、イギリスへ帰国させてはいけないと発言したことを伝えている。
ウィリアムソン氏は、過去のセクハラ疑惑で辞任したファロン氏を引き継いで先月国防相に就任したばかりだ。新たな国防相が英紙デイリー・メールの取材で「死んだテロリストがイギリスへ害を及ぼすことはできない。それが私の見解だ。」と述べた。さらに「テロリストがこの国の者だろうと、他の国だろうとイギリスへ戻すべきではないと信じている。その脅威を取り除くためにできることはなんでもする」とした。
戦闘員になるためイラクやシリアに渡ったイギリス国籍保有者は800名を超えると見られており、中には10代や女性も含まれている。...
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ウィリアムソン氏は、過去のセクハラ疑惑で辞任したファロン氏を引き継いで先月国防相に就任したばかりだ。新たな国防相が英紙デイリー・メールの取材で「死んだテロリストがイギリスへ害を及ぼすことはできない。それが私の見解だ。」と述べた。さらに「テロリストがこの国の者だろうと、他の国だろうとイギリスへ戻すべきではないと信じている。その脅威を取り除くためにできることはなんでもする」とした。
戦闘員になるためイラクやシリアに渡ったイギリス国籍保有者は800名を超えると見られており、中には10代や女性も含まれている。そのうち130名がすでに死亡し、400名近くが帰国したが、270名ほどは今でも中東に残っていると見られている。
この発言に対し、一部議員からは反発の声も聞かれた。自由民主党の報道官であるメンジーズ・キャンベル氏は「国防相は人道法違反を是認していることを宣言している。」との見解を示した。また労働党のダン・ジャービス氏は「道徳的にも、法的にも、実用的にも間違っている。」と述べた。元公訴局長のマクドナルド卿はBBCのラジオで「イギリス政府に適用されるべき政治の範疇というよりもNetflixにある話のようだ。」とこきおろした。
ウィリアムソン氏はイギリスではなく他国へ逃亡したイギリス人戦闘員についても行方を追跡し、イギリス入国を阻止するとし「彼らに安全な場所はない。」と述べた。
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