フェルトマン事務次長は李容浩(リ・ヨンホ)外相を含む北朝鮮高官と会談予定で、「共通の関心事と懸念」について話し合うという。北朝鮮は今年9月に国連を非公式に招待していたが、先月29日、長距離弾道ミサイル(ICBM)を発射した翌日に正式に国連の招待を確認した。
先月、北朝鮮がICBMの発射実験を行ったことで、各国は再び非難を強調し、緊張状態が続いている。アメリカの国連大使であるニッキー・ヘイリー氏は「もし戦争が勃発すれば、間違いなく北朝鮮の体制は徹底的に破壊される」と述べている。...
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フェルトマン事務次長は李容浩(リ・ヨンホ)外相を含む北朝鮮高官と会談予定で、「共通の関心事と懸念」について話し合うという。北朝鮮は今年9月に国連を非公式に招待していたが、先月29日、長距離弾道ミサイル(ICBM)を発射した翌日に正式に国連の招待を確認した。
先月、北朝鮮がICBMの発射実験を行ったことで、各国は再び非難を強調し、緊張状態が続いている。アメリカの国連大使であるニッキー・ヘイリー氏は「もし戦争が勃発すれば、間違いなく北朝鮮の体制は徹底的に破壊される」と述べている。それに対し今月4日からアメリカと韓国は、5日間の日程で空軍の合同軍事訓練を行っている。200機以上の戦闘機、数千人の兵士が参加する今回の訓練は過去最大規模のものである。北朝鮮は今回の訓練を「核戦争の瀬戸際に追い詰める行為」として批判した。
今回の訪問で北朝鮮の最高指導者である金正恩(キム・ジョンウン)氏と会談する予定はない。また、現時点ではアントニオ・グレテレス国連事務総長が訪朝する予定もないという。
フェルトマン事務次長はアメリカ出身で、米国務省にいた経歴がある。しかし今回の訪朝に米国政府からのメッセージ等は携えていないようだとロイター通信は伝えている。国務省のヘザー・ナウアート広報官は「フェルトマン氏が北朝鮮を訪問することは承知しているが、米国の代理人として訪問しているわけではない。」とし「米国政府からはどのようなメッセージ等も渡していないことを明確にしておく。」と述べた。
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