12月1日付米
『ブライトバート』オンラインニュース:「中国の習近平国家主席、北京での会談でオバマ前大統領に“確かな称賛”」
中国国営メディアの
『新華社通信』は11月29日、訪中しているバラク・オバマ前大統領と会談した習近平国家主席が、同大統領任期中に米中関係改善・強化に努めた姿勢について“確かな称賛”を表明したと報じた。
更に同主席は、米中両国には、世界の安全保障や世界経済の発展に重要な責務を負っているとした上で、中国は今後ともこの責務のために、米国との協力関係を強化していくつもりであると強調したという。...
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12月1日付米
『ブライトバート』オンラインニュース:「中国の習近平国家主席、北京での会談でオバマ前大統領に“確かな称賛”」
中国国営メディアの
『新華社通信』は11月29日、訪中しているバラク・オバマ前大統領と会談した習近平国家主席が、同大統領任期中に米中関係改善・強化に努めた姿勢について“確かな称賛”を表明したと報じた。
更に同主席は、米中両国には、世界の安全保障や世界経済の発展に重要な責務を負っているとした上で、中国は今後ともこの責務のために、米国との協力関係を強化していくつもりであると強調したという。
西側諸国メディアは、
『新華社通信』の配信ニュースに頼らざるをえず、従って、オバマ前大統領が歓迎・会談の謝意の他、どんな話をしたかまでは伝えようがない。
ただ、香港の
『サウス・チャイナ・モーニング・ポスト』オンラインニュースは、オバマ前大統領は中国の台頭に対抗するため“アジア重点政策”を推進したが、多くの批評家はそれが失敗に終わったと評しているとした上で、(習主席との会談で)オバマ氏が、中国は素晴らしい功績を残したと語ったと、一歩踏み込んだ報道をしている。
同日付英
『ザ・ガーディアン』紙:「オバマ氏と習氏:“老練な幹部”同士として終始笑みを浮かべて北京で再会」
オバマ前大統領は11月29日、ドナルド・トランプ大統領訪中後にさほど時間をおかずに訪中して習国家主席と会談した。
中国国営メディアは、米中間の微妙な外交関係の最中であるためか、両氏が“老練な幹部”同士として、終始笑みを浮かべて再会を喜び合ったと簡潔に報じた。
なお、オバマ氏の訪中時、トランプ政権は世界貿易機関(WTO)に対して、中国政府による国内企業優遇政策を理由に、中国を自由市場経済国と認定することに反対する旨通知している。
同日付中国
『チャイナ・デイリィ』:「習主席、オバマ前大統領に対して米国との関係発展を欲していると告げる」
習国家主席は11月29日、訪中したオバマ前大統領を北京に迎えて、中国は米国との協力関係を更に発展していきたいと願っている旨語った。
同主席はまた、オバマ氏が任期中に米中関係発展のために努めたことを評価しているとも述べた。
これに対してオバマ氏は、習主席が多忙な折りにも拘らず、また、トランプ大統領訪中したばかりのこの時期に、会談の時間を割いてくれたことに謝意を表明した。
更に同氏は、今後とも米中両国の関係強化の一環で、自身としても積極的に関わっていきたいと語った。
一方、同日付チベット
『チベット・サン』紙:「ダライ・ラマ氏とオバマ氏、民族調和促進について協議」
チベット亡命政府の精神的支柱であるダライ・ラマ氏は12月1日、訪印中のオバマ前大統領をニューデリーに訪ねて会談した。
両氏は主として、民族の調和を如何に促進していくかについて協議した。
ダライ・ラマ氏は同会談のため、亡命先のダラムシャーラー(インド北端のヒマーチャル・ブラデーシュ州)から日帰り移動した。同市のガッガル空港で同氏は、信頼できる旧友の再会との意味合いで、有意義な協議ができたと記者団に語った。
なお、両氏はこれまで都合4回会談している。そして直近では、ダライ・ラマ氏が昨年ワシントン特別区を訪問した際、オバマ氏が大統領の職にあるときに再会したが、中国政府は、同氏を分断主義者と評価して米国に対して同氏と会わないよう注文を付けていた。
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