エリザベス女王(91歳)が夫エジンバラ公フィリップ殿下(96歳)と結婚したのは、今から70年前の1947年で、ロンドンのウェストミンスター寺院で挙式した。第2次世界大戦後間もない頃で、ロイヤルウェディングという明るいニュースが荒廃した英国を活気づけた。
エリザベス女王は、1952年に父のジョージ6世を継いで同寺院で即位し、英国の歴代君主の在位最長記録を更新中だ。英国王が70周年を夫婦で祝うのは今回が史上初で、女王はまたひとつ、大きな節目を迎えたことになる。...
全部読む
エリザベス女王(91歳)が夫エジンバラ公フィリップ殿下(96歳)と結婚したのは、今から70年前の1947年で、ロンドンのウェストミンスター寺院で挙式した。第2次世界大戦後間もない頃で、ロイヤルウェディングという明るいニュースが荒廃した英国を活気づけた。
エリザベス女王は、1952年に父のジョージ6世を継いで同寺院で即位し、英国の歴代君主の在位最長記録を更新中だ。英国王が70周年を夫婦で祝うのは今回が史上初で、女王はまたひとつ、大きな節目を迎えたことになる。夫妻はこれまで英国民の敬愛を絶えず集めてきた。
結婚60周年(ダイヤモンド婚式)時には、ウェストミンスター寺院で盛大な記念ミサが行われた。同寺院は女王が結婚、即位し、2011年に夫妻の孫ウィリアム王子とキャサリン妃も結婚した場所であり、20日には昼過ぎから、70周年のプラチナ婚式を記念する鐘が3時間以上にわたり盛大に打ち鳴らされる。
しかしながら今回は、公的行事は特に予定されておらず、公邸の1つであるロンドン近郊のウィンザー城に家族や親しい友人だけを集め、私的な夕食会を行うだけという。
96歳のフィリップ殿下は今年8月に高齢を理由に公務から引退し、読書や絵をかいて自由な時間を過ごしているという。91歳のエリザベス女王も、公務の一部をチャールズ皇太子やウィリアム王子に徐々に譲っている。夫妻には4人の子、8人の孫、5人のひ孫がいる。ウィリアム王子とキャサリン妃の第3子が来年4月に生まれ、6人目のひ孫となる予定だ。
英国王立造幣局は、結婚70周年を祝う5ポンドと20ポンドの記念コインを発行している。英国の郵便事業を営むロイヤルメールは、婚約当時や結婚式、ハネムーン等の写真を使った6枚の記念切手を売り出している。また英王室は18日から、今月初めに撮影した女王夫妻の最新の記念写真をウィンザー城で公開中である。
閉じる