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【Globali】
ニューヨーク市長選、民主党候補デ・ブラシオ氏が再選(2017/11/09)
『AFP』や 『CNBC』などの英文メディアは、7日に投開票されたアメリカ・ニューヨーク市の市長選の結果、民主党候補で現職のビル・デ・ブラシオ氏が当選したことを伝えた。
デ・ブラシオ氏は得票率66.5%で共和党のニコル・マリオタキス候補を破った。ニューヨーク市はもともと民主党の地盤が強い地域だが、民主党から選出された市長が2期連続で就任するのは32年ぶりのこととなる。今回の選挙でデ・ブラシオ氏は2期目となり今後4年間で手頃な価格の住宅を数千人に提供すること、幼稚園に入る前の3歳の子供にも無料でフルタイムのプレ教育の場を設置することなどを公約としてあげている。市民の声では老朽化して、ダイヤの乱れや遅れの絶えない地下鉄の問題に取り組んでほしいという声もあり、デ・ブラシオ氏も積極的に取り組む予定だが、一部報道で同氏は、これは市によって運営されているわけではないと主張しているという。...
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デ・ブラシオ氏は得票率66.5%で共和党のニコル・マリオタキス候補を破った。ニューヨーク市はもともと民主党の地盤が強い地域だが、民主党から選出された市長が2期連続で就任するのは32年ぶりのこととなる。今回の選挙でデ・ブラシオ氏は2期目となり今後4年間で手頃な価格の住宅を数千人に提供すること、幼稚園に入る前の3歳の子供にも無料でフルタイムのプレ教育の場を設置することなどを公約としてあげている。市民の声では老朽化して、ダイヤの乱れや遅れの絶えない地下鉄の問題に取り組んでほしいという声もあり、デ・ブラシオ氏も積極的に取り組む予定だが、一部報道で同氏は、これは市によって運営されているわけではないと主張しているという。
デ・ブラシオ氏は反トランプ派としても知られ、トランプ政権の掲げる移民を制限する政策や、通称オバマケアとして知られる医療保健制度改革法の見直しなどについて異議を唱え続けてきた。ニューヨーク市は昨年の米大統領選でも約80%の有権者がヒラリー・クリントン氏に投票しており、トランプ氏は多くの不動産を市内に所有しているにもかかわらず、今回も市民が反トランプ派のデ・ブラシオ氏を強く支持した結果となった。
デ・ブラシオ氏は勝利集会の演説で「今夜ニューヨーク市はホワイトハウスへメッセージを送った。その内容は『大統領、あなたはニューヨークの価値観に打ち勝つことはできない。もしあなたが故郷の価値観と敵対しようとするならば、故郷の反撃にあうでしょう』」と述べ、賞賛された。
今回の選挙は投票率約22%とかなり低く、会見でこれについて指摘されたデ・ブラシオ氏は「選挙は選挙だ。」と強い口調で反論した。
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